大迫にとっても「キャプテン翼」は大事な存在だったようだ。ブレーメンでスーパーショットを連発するか!? (C)Getty Images

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 新天地ヴェルダー・ブレーメンで着実に足場を固めているのが、日本代表FWの大迫勇也だ。合流まもないなかでもテストマッチで存在を示し、一線級が揃う攻撃陣にあってレギュラーの有力候補に名乗りを上げている。
 
 そんな大迫をフィーチャーしたのがブレーメンの地元紙『Weser Kurier』で、ドイツでも人気の漫画&アニメ『キャプテン翼』に関連付けた記事を掲載している。同紙は同作品のストーリーや主人公である大空翼の生い立ちなどをこと細かに紹介。さらに作者である高橋陽一さんが1980年代前半、日本ではマイナースポーツだったサッカーになぜスポットライトを当て、作品にどんな想いを込めたのかにまで踏み込んでいる。

 
 大迫にとっても“キャプツバ”は大きな存在であり続けたようだ。
 
「小さかった頃、大空翼は僕にとってのロールモデル(理想のモデル)でした。それがあったからサッカーを始めたのです。すごく興奮してアニメを観てましたね。いつかはあんなスター選手になりたいと思っていました。周りのサッカー少年はみんな熱中していましたよ」
 
 フィニッシュの引き出しが図抜けて多い大迫の原点は、まさにそこあったのかもしれない。
 
 最後に同紙が日本国内で新シリーズが放送開始になったことを伝えると、「そうですよ。いまでも人気は健在ですから」と答えた大迫。記事にはこれといったオチがなかったが、地元メディアもファンも、本拠地ヴェーザーで“翼”ばりのスーパーショットを期待しているのは間違いない。