籾木はブラジル戦で今大会初先発。10分にはビッグチャンスを演出も、決定的な仕事を果たせず。(C)Getty Images

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 日本女子代表は7月29日(日本時間30日)、親善大会「Tournament of nations」の2戦目で、FIFAランク7位のブラジルと対戦し(日本はFIFAランク6位)、1-2で敗れた。
 
 日本の先発システムは、1戦目のアメリカ戦と同じ4-4-2。初戦からはGKの池田咲紀子ら6人を変更して臨んだ。CBには鮫島彩と代表デビューとなる國武愛美。SBは変わらず、右に清水梨紗、左に阪口萌乃が起用される。2ボランチは隅田凜と三浦成美。右サイドハーフには籾木結花、左サイドハーフに岩渕真奈が、2トップには横山久美と菅澤優衣香が入った。
 
 序盤からペースを握ったのは日本。パスミスが多くなかなか攻め手を作れないブラジルに対し、菅澤をターゲットとしたサイドアタックでチャンスを作っていく。
 
 6分にはその菅澤を狙ったロングパスからチャンスを作ると、10分にも決定機を迎える。右サイドの籾木からのパスに抜け出て、GKと1対1の場面を迎えた岩渕のループシュートは、GKに止められた。
 
 さらに38分には横山の強烈なFK、40分のロングカウンターなど度々ゴールに迫るが、フィニッシュの精度を欠き、スコアレスで試合を折り返した。
 
 ところが後半は攻勢が一転。10番のマルタ・シウバを中心としたスピーディな攻撃に手を焼き、度々ピンチを迎える。
 
 一方の攻撃でも畳みかけるようなプレッシングの餌食となり、なかなか形を作れない。後半の頭から投入した長谷川唯に続き、増矢理花、田中美南をピッチに送り出すも、流れをなかなか変えらない。
 
 すると國武が負傷交代するアクシデントが起きた68分から8分後の76分、鮫島のミスでボールを奪われ、マルタに先制点を決められた。
 
 その後、川澄奈穂美、中島依美を途中出場させた日本だったが、同点ゴールを生み出せず。むしろ前掛かりになった試合終盤に、DF陣の裏をジョアン・ベアトリースに突かれ、痛恨の2失点目を献上してしまった。
 
 後半アディショナルタイムに、阪口のクロスから増矢のゴールで一矢報いるも、追いつくまでには至らず、試合は終了。日本はアメリカ戦に続き、2連敗を喫した。
 
 高倉麻子監督は試合後、「全体的な守備のバランスは取れていたが、ちょっとした集中力でやられた。ゴールに向かって何回かチャンスもあったが、最後の精度が足りない。そこを上げなければ仕留めきれない」と課題を口にした。
 
 最終戦のオーストラリア戦は、8月2日(日本時間3日の6時50分)に行なわれる。アジアカップの決勝では勝利しているだけに、自信を持って臨みたい。指揮官は「非常に強く、簡単に勝てる相手ではない。連戦の疲労もあるので、少しまたメンバーを考えたいです。3連敗で帰るわけにはいかない」と語気を強めた。