私、清葉アキ子は現在44歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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若さは大事な武器

30歳を超えたあたりから、恋愛相手との年齢差というものをさほど気にしなくなってきた。さまざまな世代と一緒に仕事をするようになったからだろうか?それとも、人生経験を積んだことで世界が広がって年齢差というものを少しは楽しめるようになったからだろうか? 

昔から、恋愛に対して相手の年齢を考えたことはほとんどないが、20代の半ばころまでは同じくらいの年齢の人とばかりつき合っていた。行動範囲が同じで話が合ったからだろう。20代後半くらいになってからは年上の男性とおつき合いすることも増えたが、結局は実年齢云々ではなく、精神年齢が私より上の人がいいのかな……と思うようになった。だから、男性の実年齢を特に気にせず婚活を始めた。

とはいえ、雑誌の婚活企画の取材をしているなかで、女性は若いほうが需要が高いということは十分にわかっていた。20代の男性は同世代を求める人が多く、30代の男性も同世代以下(つまり20代)を求める人が多い。40代の男性も同世代なんて目もくれず、一回り以上年下の20代からアラサーあたりにしか目を向けていない。

たいていの男性は、年齢を重ねるほど年収が上がるため、婚活市場では男性としての価値が上がっていく。そういう男性ほど自分の価値の高さに見合う女性を求める傾向が強いため、よりよい条件の女性を求めるのだそう。“よりよい条件の女性”とは、ズバリ、年齢の若さ! 

男性は年齢が上がっても若い女性をターゲットにする

以前、とある結婚相談所を取材した際のこと、当時27歳の私を、どの年齢層の男性が求めているのか?疑似マッチング体験をさせていただいたことがある。そのころの私の印象としては、5歳上の32歳だとまぁまぁ“年上”感があったし、10歳も歳が上となる37歳だと“おじさん”印象があり、なんだか“ファザコン”みたいなちょっとした罪悪感に似たものがあった。逆に、男性で10歳とかひとまわりとか年下の女性を求めるなんて、“ちょっとロリコン思考じゃないの!?”とすら思っていた。

その疑似マッチング体験で驚いたのは、27歳の私を年齢上のターゲットにしているという男性に、60代、70代の男性も1割弱いたこと!結婚相談所のアドバイザーも「まぁ、無視していいです(笑)」と言っていたが、このときは“女は若ければ若いほどいいと思う男性って世の中にたくさんいるんだな……”と、ちょっと男性をバカにした感じで受け止めたにすぎなかった。このときはまだ、“女の若さ”がそこまで価値があるように思っていなかったんだもの!

その27歳のころも、30代になってからも、年齢なんてまったく気にもせず、“女の価値は若さじゃない!”と本気で思っていたが、その価値観が揺らいできたのは、遅ればせながら44歳になってから。やっぱり“女の価値を大きく占めるのは若さだ”……。

年齢が1歳上がるたびに、いいね!が減る

婚活サイトでの婚活を始めたのは42歳。年齢が1歳上がるたびに(というか年齢表示が変わる誕生日を境に)“いいね!”の数が格段に減り、40代の1歳の重みが婚活市場ではこんなにも大きな壁になるのかと思い知らされた。

しかも42歳のころはまだ30代後半の男性からの“いいね!”もちらほらあり、また50代前半の“いいね!”も結構あったのだが、44歳になってからは、30代の男性の“いいね!”はほとんどなくなり、40代からの“いいね!”もググッと減り、50代後半から60代の“いいね!”が急増。最近、80代からも“いいね!”もいただいたくらいだ。

実際にお会いした男性の多くも、私に気遣ってなのか「若すぎると世代が違いすぎて話が合わないし……」「若い女性とは価値観が違いすぎるし……」「若い女性は扱いが大変だから……」というものの、やっぱり心のどこかに“女は若いにこしたことはない”というのがあるように思える。50代の方とも何人か会ったが、もはや、私自身のプロフィールなど気にも留めていなくて、年齢と外見で選んでいる感じが明らかだった。

アキ子44歳の現在

先日、婚活パーティーに誘われたのだが、44歳の女性が参加できるパーティーの少ないこと!30代〜40代の男性が参加できるパーティーに女性は42歳までなら参加できるが、44歳は参加ができない。44歳女性が参加できるものを探すと、「40代以上バツイチOKパーティー」とか「中高年の婚活パーティー」とか「第二の人生のパートナー探しパーティー」とかいうものばかり。実際にひとつ行ったことがあるが、参加していた男性のほとんどの方から連絡先をいただいたし、食事にも誘われたが、失礼かもしれないけど、自分が自分の価値をすごく下げたような、すごくみじめな感じがした。寂しい人生を送るのがイヤですがる相手を探しに来たしょうもない女になったような気がしたし、もう自分にはこういう男性しか残っていないのかとも思ったら、帰り路で涙がこぼれてきた。だって、ほとんどの人が、パーティー参加者の中では一番若くて、まだだれのものにもなったことのない“未婚”ってところにばっかり食いついてくるのだもの! 

そういえば、ある結婚相談所の女所長が言っていた。「男性にとって女性は、自分の価値をアピールするツールのひとつ」と!

さてその真意は?男性が若い女性を求める理由は?〜その2〜に続きます。

だんだん誕生日が恐怖になってくるお年頃……だけど、今日がこれからの人生で一番若い日なんだから!