【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が26日発表した上半期(1〜6月期)の連結決算(確報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比18.5%の1兆8788億ウォン(約1854億円)で、上半期ベースでは2009年(1兆7160億ウォン)を上回り過去最高を更新した。売上高は3.2%増の30兆1424億ウォンで、初めて30兆ウォンを超えた。

 4〜6月期は営業利益が前年同期比16.1%増の7710億ウォン、売上高が3.2%増の15兆194億ウォンを記録した。当期純利益は3265億ウォンで、36.6%減少した。

 部門別では、生活家電のホーム・アプライアンス&エア・ソリューション(H&A)事業本部とテレビ事業を手掛けるホーム・エンターテインメント(HE)事業本部が好調だったが、スマートフォン(スマホ)事業を担当するモバイル・コミュニケーションズ(MC)事業本部は営業損失を計上した。

 H&A事業本部は営業利益が4572億ウォン、売上高が四半期ベースで最高の5兆2581億ウォンを記録した。

 HE事業本部は営業利益が4070億ウォン、売上高3兆8222億ウォン。売上高は上半期ベースで初めて10兆ウォンを突破した。

 MC事業本部は1854億ウォンの営業損失を計上した。売上高は2兆723億ウォン。同社関係者は「スマホの世界市場の成長鈍化、中南米市場での中低価格スマホの販売減少によるもので、戦略製品の発売に伴いマーケティング費用も増えた」と説明した。

 自動車電装事業のビークル・コンポーネンツ(VC)事業本部は、原材料価格の上昇や先行投資などにより325億ウォンの営業損失となったが、 売上高は3.9%増の8728億ウォンを記録した。

 B2B(企業間取引)事業本部は営業利益が390億ウォン、売上高が5885億ウォンだった。