スペシャルランチにパーティも! みんな大好きモネの展覧会

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みなとみらいの横浜美術館で『モネ それからの100年』展がスタート。みんな大好きな画家モネと現代アートがコラボした展覧会では、ペイントパーティやスペシャルランチなど夏の思い出づくりにぴったりな関連イベントが盛りだくさん! お得な割引サービスもある話題の展覧会をレポートします!

モネと現代アートがコラボ!

【女子的アートナビ】vol. 119

『モネ それからの100年』展では、印象派の巨匠クロード・モネ(1840〜1926)の作品と、モネとの結びつきを感じられる近現代のアートをあわせて展示。20世紀アートの人気作家ウォーホルやリキテンスタイン、ロスコなどの作品とモネの絵を同じ空間で楽しめる何とも贅沢な企画展です。

全体の構成は4章に分かれ、モネ25点と近現代26作家による66点の計91点を展示。絵画が中心ですが、版画や写真、映像などさまざまなジャンルの作品が並んでいます。また、現代アーティストのうち半数以上が日本人作家というのも特徴のひとつ。そのうち3人の作家さんが今展のために新しく作品を制作されたとのことで、最新作とモネの競演も楽しめます。

モネはチャレンジャー!

でも、なぜモネと現代アートを一緒に並べたのでしょう? モネといえば、睡蓮や積みわらなどのある風景画を描く画家。抽象的な作品の多い現代アートとはあまり関係がなさそうにも思えますよね。

実は、モネは西洋絵画の世界で新しいことにチャレンジしていた画家。例えば新しい技法を使ったり、大気や光、水など形のはっきりしないモチーフを描いたり、当時としては斬新なことをしていたので、批評家からは痛烈に批判されていました。そんな先見性のあるモネの作品は、現代でもアーティストたちにインスピレーションを与え続けています。

この展覧会を担当した横浜美術館の主任学芸員 松永真太郎さんによると、モネ作品と現代アートを一緒に展示することで「モネの革新性、現代性、普遍性を浮かび上がらせることができる」とのこと。

「現代アートは取っつきにくいというイメージを持っている方々に、例えばモネの風景画を見るようなまなざしで現代アートを見ていただいたら、純粋な色彩のハーモニーなど視覚の喜びを再発見していただけるのではないか」と松永さん。

会場では展示作品のそばに作品を見るためのヒントも掲示されているので、抽象画などを見慣れていない人でも楽しく理解することができると思います。

楽しいコラボイベントも満載!

この展覧会の開催にあわせて、楽しい関連企画も多数用意されています。そのなかから女子におすすめのイベントを2つセレクトしてご紹介!

ひとつめは、横浜ロイヤルパークホテルのレストラン『フローラ』で楽しめるスペシャルランチ。モネの世界をシェフの感性でお皿に表現したというランチは、まるでアート作品のような美しさ。特にモネの《睡蓮》をイメージしたデザートのお皿は食べるのがもったいないほどステキです。前菜とスープ、メイン料理にデザートとコーヒーまたは紅茶までついて¥2,019(税サ込み)。しかも、展覧会の鑑覧券か半券があれば飲食代10%の割引サービスも受けられます。モネの作品を見た後にぜひ食べてみたいですね。

もうひとつのコラボ企画は、横浜のダイニングバーで7月28日(土)に開かれる「ペイントパーティー」。なんとカクテルを飲みながらモネの《睡蓮》を模写するというユニークなイベントです。画材も貸してくれるので、手ぶら参加OK。絵を見るだけでなく描く楽しみも味わえちゃいます。

講師の先生と一緒に描いていくので、初心者でも大丈夫。さらに描いた絵も持ち帰れるので、ステキなお土産にもなりますね。このイベントには展覧会鑑覧券1枚と画材レンタル、キャンバス代がついて¥4,500(税込み)。店舗にて1ドリンク以上のオーダーが必要です。

ほかにも、横浜美術館周辺では展覧会のチケットや半券を見せれば割引サービスを受けられるお店がいろいろあります。この夏は横浜でアートな一日を過ごしてみては?

Information

会期:〜9月24日(月・休) 休館日:木曜日(8月16日は開館)時間:午前10時〜午後6時※ただし9月14日(金)、15日(土)は午後8時30分まで※入館は閉館の30分前まで会場:横浜美術館料金:一般 ¥1,600/大学生・高校生¥1,200/中学生¥600/小学生以下無料

※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。