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あんパン創始者は茨城県出身!?

2005年11月24日15時21分 / 提供:PJ

pj
あんパン創始者は茨城県出身!?
あんパンの創始者、木村安兵衛。23日、龍ヶ崎市の特設会場にて (撮影:崎山勝功)
あんパンの創始者で知られる木村屋総本店の木村安兵衛が、茨城県出身で龍ヶ崎市と縁が深い事がこのほど明らかになり、龍ヶ崎市で23日に行われた「いがっぺ市」で、木村屋総本店の酒種あんパンが5個入り600袋限定で販売され、完売した。

 龍ヶ崎市の「広報龍ヶ崎『りゅうほー』」などによると、安兵衛は現在の牛久市に生まれるが、27歳頃に川原代村(現在の龍ヶ崎市川原代町地区)の農家・木村家に婿入りした。(一部では龍ヶ崎市川原代町出身と紹介されている)しばらくは農業を営んでいたが、牛久沼や小貝川のはんらんで農地は荒れ、長男に川原代の家を譲り、家族を連れて江戸に転居する。木村家の本家は江戸時代の当時に名字帯刀を許されていた家柄で、安兵衛も紀州家のお蔵番など「下級武士の家来」として勤めていた。

 しかし、明治維新により武士は職を失い、武士の家来である安兵衛も失業した。50歳の安兵衛は生計を立てるため東京府授産所(職業訓練所)でパン作りを学び、開業にこぎつけた。だが、明治時代当時のパンは現在のパンと違い、イースト菌ではなくビールに使用されるホップで膨らませていたので、当時の日本人の味覚には合わなかった。そのため安兵衛と次男の英三郎親子は試行錯誤の末、酒麹を混ぜた生地であんを包み焼いたところ、ほのかに日本酒の香りがする「あんパン」が誕生した。

 明治天皇の侍従を務めていた山岡鉄舟があんパンを気に入り、安兵衛に明治天皇にあんパンを献上するよう進言。明治8年4月4日、東京向島の水戸藩下屋敷で、明治天皇・皇后の花見の席に、中央に桜の花(吉野山の八重桜の塩漬け)を埋め込んだあんパンを献上したところ、高い評価を受け木村屋が皇室御用達になるきっかけとなった。

 130年経った現在でも、銀座木村屋総本店のあんパンは当時の製法のまま作られており、酒種のあんパンは直営店やウェブサイトで販売されている。【了】

http://www.kimuraya-sohonten.co.jp/

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 崎山 勝功

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