USPSの公式サイトより

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(ワシントン 22日 中央社)米郵政公社(USPS)が公式サイトの配達先を選ぶ欄の選択肢に「Taiwan」のほか、「Formosa(Taiwan)」を追加したことがこのほど分かった。USPSは20日、表記について、利用者が検索しやすいように、台湾がFormosa(フォルモサ)と呼ばれた歴史的事実を参考にしたと説明した。

在米台湾人のロビー団体、台湾人公共事務会は今月10日、フェイスブックページでUSPSの台湾に関する表記について投稿した。USPSは過去数年間、公式サイトで台湾を中国の省として扱っていたことがあり、同団体は抗議を続けていたと紹介。2006年、USPSから発行物やサイト上の国の表記を全て「台湾」に変更したとする通知を受け取ったという。

中国当局が最近、海外の航空会社などに対して台湾を「国」として扱わないよう要求する事態が相次いでいる。同団体はUSPSの表記について「他の企業や組織などに良い例を示した」と指摘した。

(江今葉/編集:楊千慧)