リヴァプールのクロップ監督、今夏の移籍支出への批判は「気にしない」

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 リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が今夏の同クラブの移籍支出への批判に対して「気にしない」と話した。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 2016年、当時最高額となる移籍金約199億円でフランス代表MFポール・ポグバがユヴェントスからマンチェスター・Uに移籍した時、クロップ監督は「その移籍金が普通になったらサッカーをやめるだろう」と話していた。

 一方で今夏、リヴァプールはローマからブラジル代表GKアリソンをGK史上最高額となる約98億円で獲得。また、モナコからブラジル人DFファビーニョ、ライプツィヒからギニア代表MFナビ・ケイタ、ストークからスイス代表MFジョルダン・シャチリも手に入れており、クロップ監督には2年前と言っていることが違う、と批判が寄せられていた。

 クロップ監督はインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)アメリカラウンドでのドルトムント戦の前日記者会見に出席。移籍関連への批判に対して「気にしない」と言及した。

「私たちの周りの世界が何を考えているかは気にしない。マンチェスター・Uも私が言ったことを気にしなかっただろう」

「自分の意見を変えたか? そうだね。変えたことは事実だ。しかし、自分の考えを変えたほうがチームにとって良いと思ったんだ」

「我々には、我々が望む選手がいる。世界は完全に変わった。優れている選手たちは、すぐには移籍してくれない。ローマで本当に長い契約を結んでいた世界クラスのゴールキーパーは、無料で移籍することはできないんだよ」