過去に中野美奈子や青木裕子、竹内由恵など各局の名物アナを輩出し、女子アナの登竜門として名高い「ミス慶應」。だが2016年、コンテストを運営する慶大サークル「広告学研究会」が“集団強姦”問題を起こし、大学側は同団体の解散とミスコンの中止を命じた。

【写真】「ミス慶應」といえばテレ朝の竹内アナ


2006年度ミス慶應のテレ朝・竹内由恵アナ

「ところが密かにミスコンが復活しているんです。大学非公認の2つの団体が女子学生の争奪戦を繰り広げ、秋のグランプリ発表に向けて準備を進めています」(慶大関係者)

 1つは昨年から始まった「Miss KJ Contest」(以下、ミスKJ)。この運営団体について慶大生が解説する。

「ミスKJはもともと『ミス慶應』の取材などを行っていたサークル『慶應ジャーナル』が立ち上げた。昨年は29歳までのOGもエントリー対象にしていたが、ファイナリスト2名が途中で辞退するハプニングなどもあり、あまり盛り上がりませんでした」

 他方は今年初開催の「ミス慶應コンテスト」。名称同様、従来のミスコンの色が残る。

「SFC(湘南藤沢キャンパス)の学生や経済学部、商学部の3、4年生が主に運営しているようです。ロゴも以前と似ていて、参加者たちに白いワンピースを着せたりするのもそっくりです」(同前)

 掲げるテーマは“夢”とかぶっているが、両団体の隔たりは大きい。ミスKJの運営担当者はこう語る。

「あちら側はプロモーションの仕方がこれまでのミス慶應とすごく似ている印象があります。同じミスコンをするのなら一緒にやっていければと思い、1カ月くらい前に連絡をとったが返答はありません」

 既にファイナリスト7名を発表するなど、先行するミス慶應コンテスト。実行委員会側は開催理由をこう説明する。

「慶應ジャーナル様が主催されているコンテストは学内での認知度も低いように見受けられ、依然として『ミス慶應』の開催を望む声が多くありましたので、今年度から始めました。過去の主催団体との関係は一切ございません」

 肝心の主役であるミスコン参加者は戸惑いを隠せない。

「どちらに参加するか迷ったんですけど、『ミス慶應』の方が名前がいいかなと。ただ、学校公認ではないので、学園祭に出られないのは残念です」

 課外活動に熱心なのも結構だが、諭吉翁は草葉の陰で「学問に励め!」とお嘆きかも。

(「週刊文春」編集部)