ライターの金城がチャレンジ! 英語圏で2年暮らした過去があるものの、今や軽いヒアリングしかできず…。そろそろ英語を本気で習得したい!

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2020年の東京五輪開催に向け、英語需要が高まる東京。せっかくなら英語を習得して、外国からの旅行者たちとコミュニケーションがとりたい!いずれ仕事で英語を使ってみたい!という人も多いのでは? 

【写真を見る】参加するメンバーは社会人から学生と、年代もさまざまだ

私、ライターの金城(29歳♀)もその1人だけど、コンスタントに英会話教室に通う時間がないのが現実…。そんな時、気軽に外国人観光客と触れ合える街頭ガイドボランティア&国際交流イベントがあるとの情報をキャッチした。これはある意味、いま流行りの英会話カフェよりもさらに実践的な英語が学べる「現場主義的おけいこ」なのでは?ということで、私、早速体験してきました!

■ 街頭ガイドは新たな国際交流の形だった!

主催するのは、2016年にできた国際交流プラットフォーム「Japan Local Buddy」。主に外国人旅行者に向けた街頭ガイドボランティアや国際交流イベントを主催している。

代表の大森峻太さんは「旅行中に地元の人と交流していると、定番の観光地を巡るだけでなく、隠れた名所やその地の歴史、人など多くの見えなかったものが見えた」と話してくれた。「日本に来る海外の人にも同じ体験をしてほしいし、日本に住む人たちに向けても交流の場を作りたいなと、ここを立ち上げました」(大森さん)。

参加までの流れはとっても簡単!公式HPで会員登録をし、Facebookグループへの招待が届く仕組み。ボランティアやイベントの日程が見られ、参加可否や到着時間を連絡できるようになっている。

道ゆく外国人観光客をお助けする街頭ガイドボランティア。主な内容は、道や周辺のグルメ情報などを聞かれた際に2人ペアで案内するというものだ。

当日、開催場所の渋谷スクランブル交差点付近へ行ってみると「How can I help you?」と書かれたプラカードを掲げる人々を発見!渋谷は庭だけど、ちゃんと英語でガイドできるかな〜?

初回は到着後に、荷物は自己管理、必ず2人以上で行動することなど、ルールの説明を受ける。内容は外国人から声をかけられたら対応するというシンプルなもので、需要のほとんどが道案内とのこと。

「参加者の英語レベルは初心者からネイティブまで。基本的に2人1組で行動しているので、心配いりません。ガイドをするうちに、食事や観光ガイドに誘われたらFacebookのチャットでメンバーに報告さえすれば、そのまま行ってもOKです。助けた人との交流が続くメンバーも多く、ハワイでのホームステイが実現した人もいるんですよ!」(大森さん)

■ レッツ街頭ガイド!渋谷のど真ん中で外国人を道案内

さっそく目が合った外国人から「ドン・キホーテはどこ?」と道を聞かれた。

「おお〜結構気軽に話しかけてくれるんだ…!地図があるから、カタコトの英語でも説明しやすい!助かった〜」(ライター・金城)

説明するうちに「君は学生?」など新たな会話が生まれ、気が付けば5分ほどの会話に。ただ道を教えるだけでなく、予想以上にコミュニケーションがとれたことに驚き!

■ 参加者にインタビュー!

また、参加者の目的もさまざま。元英語教師の大島貴生さんは…?

「教室とは違って、リアルに自然な会話ができるのがいい。参加者は英語のスキルを上げたい、海外の友達が欲しいなど、目的が明確な人が多いと思いますね」と話す。

さらに、ほぼ毎週参加している学生の佐藤明日海さんは「外国の人はみんな積極的。私は人見知りなんですが、自然に会話が発展するので語学力だけでなくコミュニケーション能力も上がりました!」と教えてくれた。

1時間の参加で、私がガイドした外国人は3組。難しい質問をされた際は英語が話せる人にバトンタッチしたが、その会話を聞いているだけでも勉強になる。道案内は時間も短く会話のハードルも低いので、初心者が英会話を実践する「おけいこ」の場としては最高なのかも!

■ 街頭おけいこ後は国際交流でさらに実践!

この日のおけいこはこれだけでは終わらない!渋谷から歩いて15分ほどにある東京屈指の人気ホステル「WISE OWL HOSTELS SHIBUYA」へと移動した。1階のラウンジで、これからお酒片手に外国人とtalk talk talk!

国際交流で実践を重ねるぞー!

やや緊張ぎみでドアを開けると、「Japan Local Buddy」のメンバーが外国人たちの輪へと誘ってくれた。英語が飛び交う空間に戸惑いながらも、お互いの国について話すうちに、会話が弾む弾む!お酒も入ったリラックスした雰囲気だからか、聞き取れなかった時に「Pardon?」と聞き返す余裕もできていた。

まるで外国にいるよう…!“英語を話すしかない空間”に身を置くと、自然と頭が回転する!そしてリラックスしがら、友達感覚で交流できる場はとっても貴重かも。

互いの文化に興味がある人が集まるからこそ、積極的に会話が生まれる。「何を飲んでいるの?」などの簡単なフレーズから始まり、やがて「好きな女の子がいて…」と恋愛相談にまで発展!

盛り上がるうちに、あっという間にイベントは終了。名残惜しいムードの中、仲良くなった女子と連絡先を交換し、再会を誓った。会話を楽しむだけでなく、海外に住む人との直接的なつながりができるのもここの醍醐味だ!

帰りに日本人であふれる地元の駅に着くと、いかに外国さながらの環境で一日を過ごしていたのかを実感。東京五輪まであと2年!参考書での勉強だけでなく、これを機にレッツ英会話に挑戦&スキルアップ!都内にいながら、気軽に留学体験してみない!?(東京ウォーカー・取材・文=金城和子/撮影=岡本卓大)