荒くれ男たちとプレデターの究極バトル再び? 『ザ・プレデター』のシェーン・ブラック監督(中央)とキャスト陣
 - Kevin Winter / Getty Images

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 現地時間19日、アメリカ・サンディエゴで例年開催されている映画・コミックの祭典コミコン・インターナショナル(コミコン)が、人気シリーズ最新作『ザ・プレデター』(9月14日公開)のパネルディスカッションで幕を開けた。

 本作は、強い生物を狩るために惑星を渡り歩く“宇宙の狩人”プレデターと人類のバトルを描いたSFアクションシリーズ最新作。俳優として1作目『プレデター』に出演した経験を持つ、シェーン・ブラックが監督・脚本を手がけ、一人の少年が起動した謎の装置を追って地球に飛来したプレデターと人類の戦いを描く。

 パネルにはブラック監督を筆頭に、ジェイコブ・トレンブレイ、トレヴァンテ・ローズ、オリヴィア・マン、トーマス・ジェーン、キーガン=マイケル・キーなど、プレデターに対峙(たいじ)する戦士を演じたキャスト陣が集結。質疑応答に加え、本編シーンの一部が会場のファンに向けて初公開された。

 映像では、巨大なアルティメット・プレデターとプレデターの戦闘シーンが展開。アルティメットの力は圧倒的で、過去作で人間を嫌という程苦しめてきたプレデターの爪をいとも簡単に折り、血祭りにあげていく。プレデターの蛍光色の血が飛び散るこのシーンについて、ショーン監督は「実は、このシーンは完成版じゃないんだ」と笑みを浮かべ、より血みどろの作品になることを約束した。

 「プレデターのビジュアルはあまりに有名になってしまった。今日だって会場の外には、いくらでもプレデター(のコスプレイヤー)がいるからね。“再発明”になる今回の作品では、彼らの行動を強調することにした。風のように動き、相手を切り刻んでしまう。より利口で、より残忍なエイリアンハンターとして描いたんだ」

 さらにこの日は、プレデターに挑む男たちと、オリヴィア演じるヒロインの出会いを描いた本編シーンも同時公開。こちらは、血みどろの戦いを忘れるユーモア満載の会話劇となっており、会場のファンも爆笑。荒事を好む一方で、気のいい男たちの姿は、1作目でアーノルド・シュワルツェネッガー演じる主人公が率いた特殊部隊員を思い起こさせ、シェーン監督も「1作目のヤツらの現代版さ」と過去作へのリスペクトを明かしていた。

 またパネルでは、プレデターと別の映画の有名キャラクターが戦ったらどちらが勝つか? という話題でも大盛りあがり。ザ・ロック、デッドプール、ウルヴァリン、エルサ(アナと雪の女王)など、ジャンルを越えた勝敗予想が盛り上がるなか、『エイリアン』のリプリーの名前が出ると、出席者のほとんどが即答でリプリーに軍配を上げていた。(編集部・入倉功一)