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持ち株会社化 3事業グループ編成に

独コンチネンタルAGの取締役会が、同社の歴史において最大規模の組織再編成を決定した。

この決定により、同社は激しく変化する市場をリードし、未来のモビリティの分野での新しい成長機会を得ることを目指すという。

新しい組織は、コンチネンタルAGが持ち株会社となり「コンチネンタル・グループ」を形成。その傘下に、

・ラバー事業
・オートモーティブ事業
・パワートレイン事業

という3つの「事業グループ」が置かれる。

それぞれ新しい名前の事業グループで、この持ち株体制を2020年中に開始し、各事業は段階的に、必要に応じて拡大強化しつつ統合されることとなる。

なかでも、自動運転とコネクティビティを扱うオートモーティブ事業については、大規模な増員を行う。
 

自動運転/コネクティビティに1万7000人

現在のシャシー&セーフティ、インテリア部門は、2020年初頭までに新しく「自律運転テクノロジー」と「車両ネットワーキングテクノロジー」というふたつの事業部門となり、新しい「オートモーティブ事業グループ」に統合される。

前者の「自律運転テクノロジー」部門のビジネス領域は、自動運転・自律走行、電子制御ブレーキならびに油圧式ブレーキ、スタビリティ・シャシー制御、電子制御サスペンションを含むシャシー機能。

「車両ネットワーキングテクノロジー」部門のビジネス領域は、車内の接続性とともに他車両や交通インフラ等車両外部とのコネクティビティを扱う。

なお、両事業部門には1万7000名を超えるエンジニアが加わることとなるという。

なお、現在のタイヤ部門(将来的に「タイヤテクノロジー部門」)とコンチテック部門は、今後も独立事業組織として継続。この2事業は将来的に「ラバー事業グループ」を形成する。