現在はフリーの立場となっている本田【写真:Getty Images】

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パチューカと契約更新せずに現在フリー 代理人の兄が数カ月間交渉を進めてきたが…

 メキシコのパチューカを退団した日本代表MF本田圭佑が、オーストラリア1部Aリーグのメルボルン・ビクトリー移籍が近づいていると現地紙「The Age」が報じた。

 2017年にACミランと契約満了を迎えた本田はヨーロッパを離れ、メキシコのパチューカへ移籍。負傷で出遅れたが、特にリーグ後半戦で一気に調子を上げ、メキシコでは公式戦34試合13得点と活躍した。

 復調してメンバー入りを果たしたロシア・ワールドカップ(W杯)では、グループリーグ初戦のコロンビア戦(2-1)で決勝点をアシスト。第2戦セネガル戦(2-2)では日本人初となる3大会連続得点を記録した。パチューカと契約更新しないことが決まっていたため、今夏の去就に注目が集まっている。

 記事によれば、本田の代理人を務める兄・弘幸氏がクラブとオーストラリアサッカー連盟と数カ月に渡って交渉を進めきたという。Aリーグはサラリーキャップ制度が採用されているが、本田は年俸上限のないマーキープレーヤーとして加入する見込みとなる。

 また、メルボルン・ビクトリーはバイエルンの下部組織出身で、シュツットガルトでは日本代表FW岡崎慎司やDF酒井高徳と同僚だったドイツ人DFゲオルク・ニーダーマイアーの獲得を発表。着々と補強を進めているが、W杯で結果を残した本田の獲得も実現するのだろうか。


(Football ZONE web編集部)