(イラスト:おおしまりえ)

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先週にかけて、ネット界隈を2つのニュースがかけめぐりました。1つはブロガーや作家として活動するはあちゅうさんと、セクシー男優のしみけんさんとの事実婚の報告。そしてもう1つは同じくブロガーである、あいのりの桃さんの離婚報告です。

桃さんはブログの中で離婚理由について、“セックスレス”であったことを間接的かつ赤裸々に示唆。もともと女性からの賛否両論が集まるタイプということもあり、女性向け掲示板では「言う必要あったの?」「妊活中は嘘だったんだね」といった厳しい言葉が飛び交います。

いっぽうはあちゅうさんの事実婚報告は知名度がよりある女性なだけに、多くのアンチから批判や中傷が今も飛び交う状態に。ご本人たちもそれは想定の範囲内のようで、アンチの思惑通りには響いていないようです。

こうして2つのニュースを比較してみると、以外とそれぞれの報告の仕方に「違い」が見えてきます。いっぽうは聞かれてもいないコトを赤裸々に語り、もういっぽうは普段わりと赤裸々に語ることを、今回は事実だけを伝えるにとどまっています。その行動の違いには、どんな“オンナの戦略”があるのでしょう。

■甘い日々を綴っていても、事実婚の経緯についてはだんまり?

はあちゅうさんといえば、ブログやnoteなどで綴られたライフスタイル論や恋愛論が有名です。それに憧れる同性ファンや反発心を抱く男性まで、ときに甘くときに辛辣な言葉たちが多くの人をひきつけていました。そんな普段の赤裸々で具体的な書き口からすると、今回の事実婚報告はなぜこんなにも情報量が少なく簡単にすませてしまうのか。若干疑問が残ります。

もちろん炎上も多い人気ブロガーと人気セクシー男優という組み合わせがどう説明しても注目を集めてしまうから、というのも理由の1つでしょう。でも今までの彼女であればそれを見越したとしても、ある程度ファンが納得できるような理由を書いてきました。そうすることで、説明責任(というほど責任もないですが)を果たしてきた女性です。

後日、どこかの媒体で真相を語るのかは不明です。ただもしこのままなんとなく事実を周知させるに留めるのなら、そこには彼女にとって本当に触れてほしくない“女のデリケートな本音”が隠されているのかもしれません。

■赤裸々に弁解するあいのり桃の狙いは共感力?

いっぽうの桃さんは今回の離婚報告について、かなり赤裸々にセックスレスであることを言葉こそ出していませんが説明しています。彼女の場合は整形したことやメイクの秘訣など、つねに赤裸々に語ることが同性からの支持を集めていたわけです。なので今回の離婚理由についても当然書くことによってファンは納得し、そして世のセックスレスに悩む女性にも共感を与えるでしょう。

ただ「ずるいな〜」と思ってしまったのは、とにかく元旦那さまとは仲良しで大好きだったことを強調している点です。たしかに世の中には「セックスレスだけど友達みたいに仲良し」というカップルは増えていまし、そういった方に話を聞くこともあります。ただ彼らは口をそろえて「仲が悪いわけではない」とは話すものの、「大好き」という表現は絶対にしない。あくまでもLIKEを極めすぎた結果としてレスになったと、言葉を変えながら話してくれます。

そういう方たちと桃さんの今回の告白を見ると、なんだかキレイな言葉と理由で固めたような気がしてなりません。後日、ご丁寧に泣きはらした目もアップ。徹底的に赤裸々に共感を狙ってのことだと思いますが、あざとさがより透けている気がして同性としてあまり共感できないと思ってしまったのでした。

同世代の有名ブロガー2名の、奇しくも同時期の事実婚&離婚報告。私生活をさらけ出し、顔を出し、そして賛否両論の支持を集め、受け止め続ける。それって本当に大変なのだなと、女性の一大決心をはたから見ながら思います。あなたはこの2人の報告に、どんな感想を抱いたでしょうか。

(文・イラスト:おおしまりえ)