勝ち越し弾を挙げただけでなく、本業の守備でも強度を示した槙野(5番)。コンディションの良さを窺わせた。(C)SOCCER DIGEST

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 ロシア・ワールドカップによるおよそ2か月の中断期間を経て、水曜日に再開されたJ1リーグ。全国各地で熱戦が繰り広げられたが、ハイライトのひとつになったのが埼玉スタジアムでの1シーンだろう。
 
 16節の浦和レッズvs名古屋グランパス戦。1-1で迎えた70分、柏木陽介の左CKに見事ドンピシャヘッドで応えたのが、槙野智章だった。指をさしながらメインスタンドのほうへ駆け出し、最後は敬礼ポーズ。視線の先には古巣の応援に訪れていた日本代表の僚友、原口元気の喜ぶ姿があった。試合は3-1で勝利した浦和が3ポイントをゲットしている。
 
 試合後の控室では、原口を歓迎する赤き戦士たちが集結。槙野は自身のインスタグラムで、原口、柏木、遠藤航、西川周作、興梠慎三、宇賀神友弥とリラックスする豪華ショットを投稿し、こんなメッセージを添えた。

 
「勝ちました!
ゴールしました!
頑張りました。
原口くんに、恩返し出来ました^ ^」
 
 原口も自身のツイッターで呼応し、似たカットを掲載しながら「good game!!! win @REDSOFFICIAL マキ!ワタル!ナイスゴール!」と称えた。
 
 ワールドカップで奮迅の活躍を見せたかつての戦友からパワーを注入された浦和は、4試合ぶりの白星を挙げて11位に浮上。ここからの怒涛の巻き返しを期す。