看板メニュー「ひみつのいちごみるく」(1000円)

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現在のかき氷ブームの火つけ役となった東京・谷中の「ひみつ堂」。店主・森西浩二さんが屋台から始め、7年前に店を構えてからは、瞬く間に行列人気店となった。そんな同店で“知っておきたい看板メニュー”とは?

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同店の創業時からの看板メニューは、「ひみつのいちごみるく」(1000円)だ。静岡の紅ほっぺを瞬間冷凍して旬を閉じ込めたイチゴ蜜は、果肉たっぷり。ミルクソースと半々で、まろやかな甘酸っぱさが広がる。

氷は、日光の貴重な天然氷を使い、手動の機械で一杯ずつ削ってふわふわに。「氷蜜(ひみつ)」と呼ぶ果実の蜜は、旬の味を生かすため、加えるのは少量の砂糖のみだ。

また、「汗をかきかき食べてほしいから冷房はつけない」など、「ひみつ堂」のおいしいヒミツをあげればきりがないが、すべては「かき氷で笑顔にしたい」という森西さんの思いに尽きるだろう。

最も混むのはお盆で、最大6時間待ちになることも。待ち時間に谷中の町歩きを楽しめるよう整理券を配布したり、隣に店舗を拡大したりするなど、混雑回避の工夫もしている同店。

とはいえ、並ぶのは確実。「夏は相当体力が必要なので、自己防衛をお願いします」と森西さんは話す。少しでもスムーズに味わう秘訣を伺ったので、以下を参考に、万全な体調で臨んでほしい。並んだ末に味わうこだわり氷は、この夏の最高のご褒美になるだろう。

■ スムーズに味わう秘訣その1 「当日のツイッターをcheck」

夏場は特に変動しやすい開店&閉店時間。毎日こまめにツイッターで情報発信されるので、前日夜には必ず確認を。日替りメニューや空いている時間帯などもアップしている。

■ スムーズに味わう秘訣その2 「登山するつもりで臨め」

炎天下に長時間並ぶには、水分が必携。空腹は避け、帽子や日傘も持参しよう。「山登りに行けるぐらいの体力がないときは、ご来店を控えたほうがいいです」(森西さん)

■ スムーズに味わう秘訣その3 「入店前にオーダーを決定」

一秒でも早くかき氷を提供すべく、店頭で注文・前払いするシステム。並んでいるときにメニュー表を渡されるので、待っている間に何を頼むか決めておけばスムーズだ。

■ スムーズに味わう秘訣その4 「最後まで飲み干す」

テーブルの上に太めのストローが常備されているのが、ひみつ堂流。貴重な天然氷と手間ひまかけて作る自家製蜜を、溶けても最後までおいしく味わってほしいとの思いから常備している。(東京ウォーカー・Raira)