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「W.O.エディション」 歴史の一片が、実物で

ベントレー・モーターズが、ビスポークの美しいミュルザンヌの限定車を発表した。

マリナー部門の手による「ミュルザンヌW.O.エディション」は、ベントレーの創業者に敬意を表し、すべての個体にベントレーの歴史を示す「一片」が添えられている。

100台の特別な限定車の室内には、数十年前にW.O.ベントレーが個人で所有していた8リットル・モデル(1930年に彼がベントレー・モーターズで最後にデザイン)に搭載されていたオリジナルのクランクシャフトから切り出した薄片が飾られているのだ。

2019年のベントレー創立100周年を迎えるにあたり、マリナー部門のデザイナー達は、「ミュルザンヌW.O.エディション」のイメージを固めるため、過去99年間にわたる非凡な英国の自動車のヒストリーを振り返った。そうすることで、真のユニークなコレクターアイテムを生み出したという。
 

マリナー部門製作のミュルザンヌ

「ミュルザンヌW.O.エディション」は、カスタマーの好みに応じて、ミュルザンヌの3つのモデル・
バリエーションのいずれかを指定することができる。主な特徴は、ヴィンテージカーの風格
を反映したヘリテージ・ハイドのカラースプリット・インテリア、エレガントなベルーガ・ブラック・
ホイール、そしてアームレストに組み込まれたW.O.の8リットル・モデルの薄片が飾られたカクテルキャビネットまたはボトルクーラーなど。

なかでも、マリナー製照明付きカクテルキャビネットは、8リットル・モデルの幾何学的なフロント・マトリックス・グリルとヘッドライトを象嵌模様で描いたディスプレイ用の窓があり、その内部に、W.O.が所
有した8リットル・モデルから切り出したクランクシャフトの薄片が飾られている。機械加工の金属製ディスプレイケースのすぐ下には、ベントレーの工芸品の貴重さを記した銘も刻印された。

この特別限定モデルは、8月下旬に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで一般公開され、ベントレー創立100周年を迎える2019年に発売される。

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