セネガル戦の同点弾後の本田【写真:Getty Images】

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「W杯名珍場面」―セネガル戦の同点弾後の本田と岡崎のゴールパフォーマンスが話題に

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、ファンの記憶に残った名珍場面を振り返る「W杯 夢の跡」。今回は日本を2大会ぶりの決勝トーナメント進出に導いた立役者の一人、MF本田圭佑だ。6月24日に行われたセネガル戦に2-2で引き分け、決勝トーナメント進出に前進した日本。2度のリードを許しながら、途中出場の本田が同点ゴールを叩き込んだ。日本初の3大会連続得点を決めた直後に繰り出したゴールパフォーマンスは海外からも注目を集めた。

 “本田さん”はやっぱりカッコ良かった。後半、1-1から勝ち越された直後にピッチに登場した本田。出場から6分後の後半33分だ。左サイドからのMF乾貴士の折り返しをゴール前で受けると、冷静にゴール右に左足で流し込んだ。

 喜びを爆発させる本田は、ペロッと舌を出した後、得点シーンでGKともつれ合うようにつぶれ、ゴールを“アシスト”したFW岡崎慎司と向かい合ってお茶目に“敬礼ポーズ”。日本中を熱狂させた。

 このポーズはネット上で大きな話題を呼んだ。お茶の間に披露されるや、「本田さんに敬礼!」「あのシーンめっちゃ好き」「岡崎、本田の敬礼可愛かったな〜」「お茶目なシーンでした」などと話題沸騰。海外ファンからも「このポーズは何ですか?」「ケイスケ・ホンダの敬礼には笑ったよ」など反響を集めていた。

大会前の批判から一転、称賛を浴びる結果に

 第1戦のコロンビア戦でも途中出場でFW大迫勇也の決勝ゴールをアシスト。大会前は精彩を欠き批判的な見方をされていたが、結果を残し「本田△(本田さんかっけー)」と再び称賛が相次いだ。手のひらを返されるのも、やはりスターの証だろう。

 ベルギーに壮絶な逆転負けを喫した後に代表からの引退を表明。新シーズンの去就は決まっておらず、契約満了となったメキシコ1部パチューカからの移籍先候補として、オーストラリア1部メルボルンが浮上したというニュースも報じられている。

 本田はこの先、どこへ向かうのか。数々のサプライズで日本を熱くさせてきた男の一挙手一投足は、しばらく目が離せそうにない。(THE ANSWER編集部)