入団会見を行ったソフトバンクの新外国人投手アリエル・ミランダ【写真:藤浦一都】

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背番号は「19」に決まり「先発でも中継ぎでも、どこでも投げる」

 ソフトバンクの新外国人投手アリエル・ミランダ投手が17日、ヤフオクドームで入団会見を行った。キューバ出身で、今季はマリナーズに所属していた左腕は「必要とされるところであれば、どこでも投げる。先発でも中継ぎでも、チームの戦力となれるなら、どこでも投げます」と決意を語った。背番号は「19」となった。

 前半戦に怪我人が続出し、3位タイで折り返しを迎えたソフトバンク。苦しい台所事情から、ミランダ獲得に動いた。三笠杉彦球団統括本部本部長は「優勝に向かって進むために、いい投手を1人取りたいなと、調査を進めていくうちにご縁があった」とコメント。さらに起用法についても「アメリカでは先発をしており、先発としての適性はある。強いボールもあるし、左投手ということでリリーフでも働けると評価している」と語った。

 16日に来日したミランダは、そのまま本拠地での西武戦を観戦。この試合は球団タイ記録となる8本の本塁打が飛び出し、21安打16得点で圧勝。「昨日の試合を見たんだけど、こんなにすごい打線なんだと思ったよ。強いチームだと感じました」と、笑顔で語る。

 「真っ直ぐには自信がある。変化球はスプリットにチェンジアップ、スライダー。いいチームに来られたので、優勝に貢献したい」と意気込んだミランダ。2017年にはマリナーズで8勝をマークした左腕が、ホークス投手陣の救世主となるか。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)