スマホ・PCから秘密バレしないために消すべき情報5つ。会社のPCは一番危ない

写真拡大

 ITジャーナリストの久原健司です。

 仕事からプライベートまで日常的に使うパソコンやスマホですが、アダルトサイトなど他人には知られたくないウェブサイトを覗くこともありますよね。そのパソコンが共有のものならば、多くの方は“履歴”を消していることでしょう。

 しかし、履歴を消去しただけで安心してはいけません。それだけだと、知らない間にあなたの秘密がバレてしまう可能性があるのです。

◆検索・閲覧履歴だけ消すのでは意味がない!

 履歴と聞いてまず思いつくのは、「検索履歴」と「閲覧履歴」ではないでしょうか。

 検索履歴と閲覧履歴とは、読んで字のごとく、検索する際に入れたワード(検索履歴)とその際に訪れたサイトの情報(閲覧履歴)のことです。「何日の何時何分に、こんなワードで検索し、こんなサイトを見ていました」という履歴がパソコン・スマホの中に保存されており、一目でわかるようになっています。

 多くの方は、この2つの履歴を削除すれば問題ないと考えているかと思いますが、実はこれだけを削除してもあなたの履歴をたどれてしまうのです。そこで今回、検索・閲覧履歴以外で消すべき情報をご紹介していきましょう。

◆検索履歴・閲覧履歴に加えて、消すべき3つの情報

●自動入力フォーム

 まずは「自動入力フォーム」です。オートコンプリートとも呼ばれているもので、「過去に何を検索したか」が分かってしまう可能性があるものです。

 例えば、過去に「風俗」と検索した場合、次回「風」と入力しただけで検索入力フォームの下に「風俗」の言葉が出てしまうのはこれが原因です。

※各ブラウザでの削除方法:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/533/a_id/43914/

●Cookieと他のサイトデータ

 Cookieとは、サイトを訪問したユーザー情報を一時的に保存するものです。ID、パスワードだけではなく、訪問回数などシステム側から書き込まれます。再訪問時のユーザーを特定し、情報入力を助けることが主な目的です。

 例えばECサイトを訪問した際に、以前カートに入れた商品がそのまま残っていたという経験はありませんか? これはCookie機能が働いているからです。

※各ブラウザでの削除方法:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/533/a_id/43881

●キャッシュされた画像とファイル

 キャッシュとは、一度アクセスしたサイトのデータをブラウザで一時的に保管し、次回同じページにアクセスした際の表示を速くする仕組みで、画像などのファイルを保存しておくのが一般的です。例えば、キャバクラのサイトを見た場合、1回目に閲覧した際にお店のお姉ちゃんの画像がブラウザ上に保存され、次にサイトに訪問したときには読み込みが早くなります。初めて見るサイトなのに読み込みが早い…なんてことがあれば、以前誰かが閲覧していた可能性が高いでしょう。

※各ブラウザでの削除方法:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/533/a_id/43879

 自身のパソコンやスマホであれば、これらの情報を削除すればまず安心です。専門家や業者でなければ、履歴を復活するのは難しいでしょう。

◆会社のパソコンは特に要注意

 自身のパソコンやスマホであれば上記の履歴を削除のみで問題ありませんが、公共のパソコンや会社パソコンの場合は違います。使用しているパソコンのブラウザから検索した内容や、閲覧した履歴を削除してもバレてしまう可能性があるのです。

 なぜなら、使用しているパソコンから閲覧しようとしているサイトに行くまでの間に、データを取得することが可能なのです。会社の情報システム部では、社員が検索した情報や、入力した情報まで把握している可能性があると思ってください。

 ですので、基本的には自身のパソコン以外では個人情報を入力しない、業務に関係のないことは行わないことに限ります。いくら休憩中でも、プライベートな検索をする場合は、自分の端末で行うことをお勧めします。

◆検索履歴を最初から残さない方法

 自身のスマホやパソコンでインターネットをした際に、検索内容や、閲覧したサイトの情報をいちいち削除するのが面倒くさいという方も多いと思います。

 そんな方には、履歴を残さない専用のアプリまたはブラウザを使用すると良いでしょう。履歴を残さないブラウザアプリとしては「ドルフィンゼロ」等、パソコンで利用する場合は「Tor Browser」等というものがありますので、ぜひ使用してみてください。

【久原健司】
1978年生まれ。ITの人材派遣会社やソフトウェア開発会社を経て、2007年に株式会社プロイノベーションを設立。現在は、一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師として企業研修を行ったり、日本一背の高いITジャーナリストとしてwebメディアでも活躍している。

<文/久原健司>