花火が付いている柱めがけて松明を投げ上げる

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「火、水、歴史、故郷」をメインテーマに、五穀豊穣と疫病の退散を願って稙田地域で昔から行われていた「柱松(はしらまつ)」「万灯籠(まんどうろう)」を中心として、平成12年から始まった「ななせの火群まつり」が、7月28日(土)、29日(日)の2日間開催される。

【写真を見る】火のついた万灯籠を振り回す「振り万燈籠」

■柱松(はしらまつ):高さ12メートルの柱の先端に、麦藁(むぎわら)・松葉(まつば)・葦(あし)・花火などで造られた束を取り付けたもの。競技開始の号令とともに、柱松へ松明(たいまつ)を投げ上げ、先端部が燃え上がり花火が打ち上がるまでの時間を競い合う。

■振り万燈籠(ふりまんどうろう):風を切る炎の音が暗闇に響き渡る振り万灯籠。火のついた万灯籠を頭より上にあげて振り回し練り歩く。炎の熱気や飛び散る火の粉が、前列で見ている観客にまで飛んでくるほどの迫力で、毎年、こ火の粉を浴びるのを楽しみに前列に並ぶ人も多くいる。

また、神楽や太鼓ステージなどの他、公園内に流れる七瀬川で魚のつかみどりなど、市民が楽しめるイベントも用意されてる。

火の粉が舞い散る壮大な炎の演舞を見に出かけよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)