吹き出物に悩む人必見!専門家が教える原因と対処法とは

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吹き出物やニキビは、誰しもが悩んだことのある肌トラブルなのではないでしょうか。

早く治したいけどなかなか治らなかったり、治ったと思ったらまた同じ場所にできたり……。

そんな吹き出物と上手に付き合うために、原因と対処法を皮膚科医の小澤佑美先生に伺ってきました!

■プロフィール
医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。現在同じく皮膚科専門医の妹とともに父の開業するクリニックで皮膚科・美容皮膚科を担当。
女性ならではのキメ細やかな診療を心がけている。
日本美容皮膚科学会、女医+(じょいぷらす)所属。

吹き出物の特徴(吹き出物とは?大人ニキビ・思春期ニキビとの違い)

吹き出物とニキビはどちらも通称で、両者に明確な定義はありません。

一般的に、皮膚にできた小さなできものや腫れ物を総称して吹き出物と言い、毛穴の炎症によりできたものを限定してニキビと言います。「吹き出物」といった場合には、ニキビも含まれていることが多いようです。

ニキビ=思春期というイメージが定着しているため、メディアなどでは思春期のニキビを「ニキビ」、20代以降のニキビを「吹き出物」や「大人ニキビ」と言って区別しているのを見かけますが、毛穴の炎症という意味でのニキビは、赤ちゃんから高齢の方にまでできる皮膚の疾患なのです。

また、吹き出物は場所によっては治りにくいとも言われています。

次に吹き出物のできやすい場所や種類をご説明するので、見つけたらすぐに対策できるようにしましょう。

吹き出物の種類とできやすい場所とは?

皮膚にできた小さなできものや腫れ物を総称して吹き出物と言いますが、その原因やできる場所はそれぞれ異なります。

ニキビ

先ほどもお伝えしましたが、ニキビは毛穴の炎症なので、毛穴があるところにはどこにでもできます。

皮脂の分泌が多い顔、さらに背中や胸は体の中でも特にできやすい場所です。

稗粒腫(ひりゅうしゅ または はいりゅうしゅ)

ニキビよりも小さめで白っぽく、目の周り〜おでこにかけてできることが多いもの。

中身は皮膚の表面と同じ角質という成分のため、放っておいても問題ありませんが、皮膚科を受診すれば中身を出す処置を受けることができます。何個もできることが多いので見た目が気になることがあります。

汗管腫(かんかんしゅ)

見た目やできる場所は稗粒腫と類似していますが、汗腺と呼ばれる汗を出す管が関連しているため、簡単な処置では治りません。皮膚科で液体窒素というイボの治療でも行われる処置をしたり、美容皮膚科でレーザーを照射したりすることもあります。

なお、くちびるや口の中にできる1〜2mmほどの小さなプツプツとしたものや、おでこや頬・鼻のまわりに3mm〜1cmくらいのベタっとしたものができることがありますが、これは汗腺だけでなく、脂腺が増えたり活発になることで見られるものです。

粉瘤(ふんりゅう)、アテローマ

顔だけでなく体のどこにでもできる可能性があるもので、サイズは1cm以下のものから10cm以上の巨大なものまであります。表面は普通の皮膚に覆われていますが、皮膚の中に嚢腫(袋のようなできもの)ができ、そこに角質がたまっていきます。

小さいうちは気づかないで経過しますが、細菌感染を起こしたり袋が破れたりすると赤く腫れあがり、痛みがでてきます。独特な臭いを伴い、白〜クリーム色の中身や膿が出てくることもあります。赤みや腫れは一時的なものなので、飲み薬やぬり薬で症状を軽くして治めることができますが、粉瘤自体は腫瘍(できもの)なので手術で取ることが必要になります。

吹き出物の原因(内的要因、外的要因、部位別)

種類やできる場所もさまざまな吹き出物ですが、原因は皮脂だけではありません。

さまざまな原因が絡んでいるのでチェックしてみましょう!

(1)皮脂

男性ホルモンとも呼ばれるアンドロゲンは、増えると脂腺の働きが活発になり、皮脂の分泌量が増えます。このアンドロゲンは男性だけでなく女性にも少量存在しています。特に思春期では第二次性徴期とも重なるため、ホルモンの変動が大きく、この影響により過剰な皮脂が毛穴にたまり、ニキビ菌が増える原因になるのです。

思春期以降でもホルモンは微量ながらも変化します。

特に女性は生理の周期で女性ホルモンが変動しやすくなります。女性ホルモンは皮脂の分泌を抑える方向に働くため、女性ホルモン・男性ホルモンのバランスが変わることで肌が変調をきたしたり、ニキビ(吹き出物)ができやすくなるのです。

また、ストレスもホルモンに影響を与え、皮脂の分泌を増加させる存在になります。

(2)原因菌

主にニキビの原因になる菌は、皮膚に存在するアクネ菌です。

アクネ菌は常在菌と言って、普段から誰の毛穴の周囲にも存在しており、皮脂を栄養にして増殖していきます。皮脂を取り込んだ際にアクネ菌から排出される物質が、毛穴を刺激して炎症を引き起こすほか、アクネ菌自身も毛穴を刺激したり、炎症を起こしたりするのです。

背中や胸にできるニキビでは、ニキビ菌ではなくカビが原因菌となっていることも。ニキビ菌というのは特定の1種類だけを指すのではなく、アクネ菌のほかにもいくつかの種類が存在しています。

(3)毛穴の詰まり

遺伝や体質によるところもありますが、汚れが肌に残っていたり、不適切に肌をケアしたりすることは毛穴を詰まらせてしまう原因となります。

毛穴が詰まると、コメドや面皰と呼ばれる状態になり、目には見えないレベルのニキビがつくられるきっかけとなってしまうので注意が必要です。

吹き出物の対処法、注意点

吹き出物といってもさまざまなものがあり、放置しても問題のないものもあれば、病院での治療が必要なものもあります。

不衛生な環境で不適切にいじることやつぶすことで、かえって悪化させてしまうことになるので注意しましょう。

特に皮膚科・美容皮膚科ではこのような吹き出物を専門の医師が診察してくれるところが多くあります。気になる時や、なかなか治らないなど不安な点がある場合は、まずは受診してみることをお勧めします。

吹き出物の再発防止や予防法

吹き出物予防のために意識したいのは、肌を過度に刺激しないことと清潔な肌を保つことです。

たまに行うスペシャルなケアも悪くはありませんが、それよりも毎日適切なスキンケアを心がけるようにしましょう。

洗浄力が弱いものでの洗顔は毛穴の詰まりを招くことがあり、洗浄力の強いものは皮脂を過剰に取り去ってしまうので分泌が促進されてしまう可能性があります。自分の年齢や肌の状態に合ったもので洗顔し、洗顔中や水気を拭く際もこすらないように意識することが大切です。

また、顔は外部刺激も受けやすい場所です。メイク剤や髪の毛のスタイリング剤、さらには枕や寝具など、肌に直接触れるものによる刺激をなるべく排除し、清潔を心がけるようにしましょう。

そして、不規則な生活や睡眠不足は肌にとって大きなストレスとなります。
生活習慣を整え、質の良い十分な睡眠を意識してとってくださいね。

まとめ

いかがでしたか?吹き出物にはさまざまな種類があり、その原因も複雑であることがわかりましたね。自分に合ったケアで肌を清潔に保つことが予防につながりますが、できてしまった場合は、その症状をしっかりと見極めることが大切です。

繰り返しのトラブルを防ぐためにも自己判断での無理な処置は避け、専門機関を受診することも検討してみてくださいね!


(LBR編集部)

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