W杯決勝誤審疑惑、元スペイン代表が指摘 ウルグアイ代表スアレスも同調「君が正しい」
GKカシージャス、グリーズマンのFK獲得に疑惑の視線「実際には何も起きていないのに」
現地時間15日のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝でフランスが4-2でクロアチアに勝利し、母国開催となった1998年大会以来の栄冠に輝いたが、前半18分のオウンゴールによる先制点に世界屈指の名手が疑惑の視線を浴びせている。
アルゼンチン人主審ネストル・ピタナ氏の判定にツイッターで疑惑の声を上げたのは、元スペイン代表のポルトGKイケル・カシージャスだった。
「正直なところ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の運用法について自分は理解できていない。レフェリーはグリーズマンのファウルではないところでファウルを認定し、フランスのゴールは起きてしまった。実際には何も起きていないのに」
フランスは前半18分、FWアントワーヌ・グリーズマンが中央やや右サイドの25メートルほどの位置でFKを獲得した。主審はファウルを言い渡したが、相手との接触はわずか。アメリカで生中継していた衛星テレビ局「FOX」の解説者は「グリーズマンのダイブ」と批判。ツイッターでも世界のサッカーファンが「恥ずかしいダイブ」と断罪していたが、元イングランド代表FWアラン・シアラーもファウルではなく、グリーズマンの演技と指摘していた。
ファウル判定でFKを獲得したグリーズマンは自らFKを放つと、クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチが触り、そのままオウンゴール。フランスの先制点が生まれ、結果的にこの一撃が試合の流れを左右した。
同意のスアレスがさらに… 「そして、ポグバはオフサイドだった」
これに同調したのはバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスだった。「イケル、君が正しいよ。そして、ポグバはオフサイドだった。プレーに関与していたのに」とツイートしている。
FKの場面でポグバがオフサイドだったとスアレスは断定。名手二人のやりとりを受けて、スペイン地元紙「マルカ」も「カシージャスがVARを批判。ルイス・スアレスも君が正しいよ、イケルと反応」と報じていた。
VARでの確認を決めるピナタ主審の誤審騒動で、サッカー界は紛糾している。
(Football ZONE web編集部)