どんなハイクオリティーアニメになるのか? 五十嵐大介「海獣の子供」が映画化!
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 16日、映画『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』を手掛けたアニメーション制作会社STUDIO4℃が、「リトル・フォレスト」などの漫画家・五十嵐大介の代表作「海獣の子供」を映画化すると発表した。

 「海獣の子供」は、中学生の少女・安海琉花(あずみ るか)が、ジュゴンに育てられた少年・海と彼の兄・空に出会ったことから、不思議な事件に巻き込まれていく姿を描いた海洋冒険譚。2006年から2011年まで「月刊IKKI」(小学館)で連載され、圧倒的な画力と繊細な描写で、ヒトと自然世界のつながりを描き出し、2009年には、文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞に選ばれた。

 アニメ化を手掛けるSTUDIO4℃は、『鉄コン』や『マインド・ゲーム』『ベルセルク』シリーズといった長編から、『Genius Party ジーニアス・パーティ』などの短編オムニバスまで、常に独創性あふれる映像作品を生み出しているクリエイティブ集団。『海獣の子供』については現在、“劇場公開に向け、鋭意制作中”であり、公開時期も未定だが、エンターテインメント性とアート性が調和した本作の映像化には、これ以上ないほど適任のスタジオといえそうだ。(編集部・入倉功一)