[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2018年7月2日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、車のナンバープレートについての話題がありました。

今年の10月から交付される図柄ナンバープレート。「石川」は後ろに白山が描かれ、能登の波の模様で石川の地形が描かれており、「金沢」は加賀藩の梅鉢紋に雪つりの柄でとても素敵です。

そんなナンバープレートですが、今回スポットを当てるのは、「ひらがな」の部分です。


画像は石川県ウェブサイト「石川ナンバー図柄入りナンバープレートデザインの採用決定について(2018年5月22日更新)」より

「お」「し」「へ」「ん」は使われていない

車のナンバープレートに書かれた平仮名。50音全部あるのか知っていますか? 道路でチェックしてみると、確認できない文字もありました。

北陸信越運輸局石川運輸支局でたずねてみると、自動車六法の自動車登録規則に平仮名の区分が載っていることが分かりました。

「あ行」と「か行」は、宅配便、タクシー、路線バスなどの事業用の車に、「さ行」以降は、自家用車に、「わ」と「れ」は、レンタカーなどの貸渡(かしわたし)用に使われています。

平仮名で車の用途が分かるようになっているのです。

しかし、使われていない平仮名もあります。「お」「し」「へ」「ん」の4文字。その理由は、「し」は「死」を想像させるため、「ん」は発音しにくい、「お」は「あ」と見間違えやすいということからだそう。

では、「へ」はどのような理由からなのでしょう。それは、何と「おなら」を想像させるので使われていないとのことです。決められた当時の資料は残っていないものの、この理由は間違いないのだそう。

ちなみに、番組で町ゆく人に「へ」の一文字は何を想像させるか質問したところ「おなら」を想像するのは年配者に多く、若い世代は少なかったです。

ナンバープレートの平仮名にも意外な配慮があったのですね。(ライター:りえ160)