見た目では意外とわからない、トイレより不潔なもの。実は、自分の体の一部、家の中、持ち物にたくさんあるのを知っていますか? ぞっとする身の周りにある不潔なものをまとめました。

気をつけていても雑菌はいたるところで繁殖する!

きれいに清掃された公共機関のトイレに、ゴミひとつ落ちていない道路。世界一清潔な国といわれる我が国、日本ですが、実は身の周りにはトイレよりも不潔なものがいっぱいあるんです。意外なものに雑菌は多数! 清潔好きな人はこれを読むとギョッとしてしまうかもしれません。

<身の周りにあるトイレよりも不潔なものたち>

○ スマートフォン

生活になくてはならなくなったスマートフォン。手で持って操作するのはもちろん、電話をする時は耳や顔に当たります。顔の皮脂や汚れはもちろん、手についた雑菌が付着。細菌の数は、トイレの10倍以上とも言われています。

○ パソコンのキーボード

仕事に欠かせないパソコンのキーボード。手の皮脂がつくのはもちろん、パソコンで作業しながら電話すると、口から唾液が飛ぶことも。また、食事をしながらパソコン作業をする人は、食べかすもついています。しかも、パソコンの熱で雑菌が繁殖しやすい環境に。細菌の数はトイレの5倍以上だとか…。

○ 寝起きの口の中

寝起きの口の中は、およそ「うんち10g分の菌」が繁殖していると言われています。日中は、唾液の作用で口中の菌が抑制されていますが、睡眠中は唾液の分泌が減るために、雑菌が増加。朝、口臭がするのはこのせいでもあります。夜、寝る前はできるだけ雑菌を増やさないように、歯磨き、フロス、デンタルリンスをしっかりと。

○ キッチンのスポンジ

常に濡れている食器洗い用のスポンジの菌は、なんと便座の20万倍とか。スポンジの表面は、2.5cm2あたり約100万もの菌がいるそう。カビ、大腸菌、黄色ブドウ球菌など、菌の種類もさまざま。食中毒を防ぐためにも、月に2〜3回は新しいものに。また、使ったあとはできるだけ水分を絞って乾かしやすくし、雑菌が繁殖しにくい環境を作って。

○ コスメ

化粧品にも使用期限があるのを知っていますか? 使用期限を過ぎたものは、表皮ブドウ球菌や、黄色ブドウ球菌の温床に。通常の使用期限は1〜2年です。リップグロス>リキッドファンデーション>クリームチークやアイシャドウ>パウダーチークやアイシャドウといった順に、水分や油分の多いものほど、使用期限が短いとされています。特に、チップを直接口もとや目元に使うものは、容器の中で雑菌が繁殖しやすくなっています。海外で生産された化粧品の場合、PAOマークで消費期限が記載されています。クリームのふたを開けたようなマークで、そのなかに「12M」と書いてあります。これは、開封後から使用期間が12カ月という意味。手持ちの化粧品を確認してみましょう。また、オーガニックや防腐剤不使用と記載のものは、より使用期限が短くなりがちなので注意して。

○ ペットボトル

喉が渇いた時にいつでも水分補給ができるペットボトル。朝、コンビニで購入して、1日かけて少しずつ消費する人も多いのでは? でもちょっと待って。一度、口をつけて飲んだペットボトル飲料には雑菌がいっぱい。和洋女子大学の研究によると、口をつけて飲んだミネラルウォーターを気温36度の下で放置すると雑菌が繁殖。2時間経ったものだと、飲料水水質基準に不適合になるそう(※)。お茶やジュース、清涼飲料水は、もっと早く菌が繁殖するとか。暑い日は、そのつど飲みきるか、冷蔵庫で保管を。

※)『小型ペットボトル飲料を唾液および手指で汚染させた時の細菌数の変化』和洋女子大学紀要. 家政系編 42, 29-37, 2002-03