2018年6月14日に開幕したFIFAワールドカップ 2018は、記事作成時点でベルギーとイングランドが対決する3位決定戦とフランスとクロアチアが戦う決勝戦の2試合を残すのみとなり、フランスが1998年のフランス大会以来となる優勝を収めるのか、クロアチアが初優勝を収めるのか大きく注目されています。大手ポルノサイトの「Pornhub」はワールドカップ 2018の開催期間中にワールドカップ出場国のユーザーがどれだけPornhubを利用していたかを公開しており、どの国がポルノよりもサッカーに高い関心を持っているのかを明らかにしています。

World Cup 2018: Country vs Country - Pornhub Insights

https://www.pornhub.com/insights/world-cup-2018-countries

ワールドカップの開幕に合わせてPornhub内で「Football」または「Soccer」と検索する人が非常に増えているとのことで、実際の検索頻度をグラフで示しています。以下のグラフは、2018年6月2日〜2018年7月4日までの「Football」と「Soccer」の検索頻度を示したもので、縦軸が検索アベレージ、横軸が日付を示しています。このグラフを見るとワールドカップ開催の6月14日からFootball(黒)とSoccer(オレンジ)の検索の頻度が上昇し、通常時の平均(1.0)と比較すると、大会期間に入ってから検索頻度が2倍以上になっていることがわかります。



以下のグラフは、ワールドカップ出場32カ国の人々が自国の試合時間中にPornhubを見なくなった割合を示したものです。数字は大会期間外のワールドカップ出場国ごとの通信トラフィック量の平均と、グループリーグの試合時間中のトラフィック量から割り出したもので、減少率の高い国、つまりは「ワールドカップの試合中にPornhubを見なくなった国」から順に並べています。グラフでは、1位がセネガルの−47%、2位がイランの−45%、3位がアイスランドの−42%となっており、日本はイングランド、サウジアラビアと並んで26位の−13%にランクイン。最下位はオーストラリアで−5%となっていました。



Pornhubはベスト16初戦での各国のトラフィック減少率を比較した図も公開しています。この図によると、グループリーグの時点で平均34%減を記録していたウルグアイでしたが、決勝トーナメント初戦時は61%減を記録しており、Pornhubを見ている場合ではなかったことがよくわかる結果に。また、決勝トーナメント進出後は日本をはじめとする多くの国がポルノよりもサッカーに熱中していたことがわかります。



フランス対アルゼンチン、スペイン対ロシアを除いた6試合ではPornhubへの通信トラフィックが大きく減少した国が勝利を収めており、今大会ではポルノよりサッカーに関心のある国の方が勝利する可能性が高いこともわかります。