知英が主演を務める映画『殺る女』(10月27日公開)が、第22回プチョン国際ファンタスティック映画祭ワールド・ファンタスティック・レッド部門に正式出品され、13日に世界最速上映。上映後に主演の知英、駿河太郎、ジョー・マラン、宮野ケイジ監督が舞台挨拶及びティーチインを行った。

 『殺る女』は、幼い頃に家族の命を奪われた女・愛子が殺し屋となり、犯人を探し出そうとする復讐劇。知英といえば、これまでスーパーアイドル・KARAのメンバーとして活動し、キラキラ輝くイメージがあるが、宮野監督は彼女をキャスティングした理由を以下のように明かした。「輝く人は裏に陰があり、折り合いのつかない苦悩などを秘めていると思うんです。彼女にはぜひそのような役を表現してほしかった」。自分をキャスティングした理由を知りたかったという知英は、監督の言葉を聞くと「ありがとうございます」とややはにかみながら感謝を表した。

 陰のある役だけに愛子は知英にとって挑戦だった。「セリフがとても少なくて、表情が最初から最後まで同じにならないよう監督と話し合い演じてきました。単に無表情ではなく、愛子の哀しみを見せられるよう努力しました」とその難しさを語る。

 一方、愛子に追われる元暴力団員の加賀俊介を演じた駿河も「普段はいい人を演じることが多く、今回のような役は演じることが少ないので演じていて楽しかったです」と手ごたえを感じている様子。

 日本、韓国、アメリカ、フィリピン、タイ、デンマークなど各国の俳優陣が集結した本作には、元K-1選手のニコラス・ぺタス、歌手のシャリースらも出演。中でも俳優、プロデューサー、作曲など、『殺る女』においてマルチな才能を発揮しているミャンマー出身のジョー・マランは、「僕はバークレーで音楽の勉強をしましたが、韓国からの留学生が一番熱心に勉強していて、いつか世界は韓国に席巻されるのではと感じていました」と韓国人の勤勉さ、エンターテイメントの素晴らしさを力説。韓国出身の知英と共演できたことを喜んでいた。(取材・文:土田真樹)

第22回プチョン国際ファンタスティック映画祭は7月22日まで開催
映画『殺る女』は、10月27日よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開