球宴での「直球勝負」を宣言している松坂

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 身内は複雑な心境のようだ。12年ぶりにファン投票で「マイナビオールスターゲーム2018」(13日=京セラ、14日=熊本)に選出された“平成の怪物”中日・松坂大輔投手(37)は第1戦での先発に向けて「パワフルで技術的にも高いものを持っているパ・リーグの打者と対戦できるのは非常に楽しみ。直球勝負で。僕の真っすぐは動きますけど」と腕をぶしている。

 ワクワクするのも当然だ。ソフトバンクでの日本球界復帰から3年間で一軍登板1試合しか投げられなかったのが、今季は7試合に先発して3勝3敗で防御率2・41。しかし、現在は背中を痛めて6月17日の西武戦での先発を回避してから出場選手登録を抹消されている身。中日関係者は「球宴での直球勝負を宣言した松坂のその心意気はヨシとしたい」と理解を示す一方で実戦復帰が球宴での“ぶっつけ登板”となることに対して「病み上がりだし、肩などに負担がかかるオール直球勝負はできれば避けた方がいい。そこにこだわりすぎてガンガン打ち込まれでもしたら、ファンだって悲しむ。むしろカットボールやスライダーとかが一級品なんだから変化球勝負した方がいいのでは」(別の関係者)との声も上がっている。

 故障後はブルペンでも数回しか投げておらず、本人にも少なからず不安はある。しかし、それ以上に「しっかり球宴で投げて後半戦にスムーズに入っていきたい」という前向きな気持ちの方が強い。周囲はヒヤヒヤでも松坂は“その気”だ。