4月、愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者が脱走した。約3週間にわたる逃亡中に車や現金を盗んだとして、逃走や窃盗などの罪に問われた受刑者の被告は13日、松山地裁で開かれた初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。共同通信が報じた。

検察側は冒頭陳述で、規律違反をし、刑務所内の安全対策の委員から外すと刑務官に言われ、被告は自尊心が傷つき「刑務所の中に居場所がなくなったと感じるようになった」と指摘。人間関係から逃れたいと考え、下駄箱に「すみませんでした」と謝罪する手紙を置いて逃走した、と経緯を説明したという。

平尾受刑者、脱走認める 松山地裁の初公判(共同通信)