鎌倉で豊かな朝時間を。
鎌倉野菜×こだわり調味料。鎌倉のおすすめ朝食専門店の究極の「一汁一菜」定食とは?

鎌倉で食べたい、究極の朝ごはんとは?昨年リブランドオープンした〈朝食屋コバカバ〉の、鎌倉野菜とこだわりの調味料からなる「一汁一菜」定食をご紹介します。

鎌倉時間に身を委ねて、朝食に特化する食堂へ。

早起きは三文の徳、と実感させてくれる街、それが鎌倉だ。東京近郊の通勤圏でありながら、平日の朝から愛犬と海岸を散歩したり、サーフィンしたり。ゆったり流れる充実の朝の時間を楽しむ地元の人々の雰囲気は今も健在だ。そんな鎌倉の朝の楽しみの一つに、地元農家が栽培する鎌倉野菜の直売所〈鎌倉市農協連即売所〉(通称、連売)がある。

早朝の朝市で新鮮な野菜を求めたら、お隣に昨年リブランドオープンした〈朝食屋コバカバ〉で、滋養たっぷりの朝食を。穏やかな鎌倉時間の朝に欠くことのできない充実の朝ごはん定食で迎えてくれる。

元は、両親がかばん屋を営んでいた店舗を改装したという〈朝食屋コバカバ〉の店内。

納豆、目玉焼き、アジの干物や「もの凄い鯖」など厳選おかずでいただく各種定食に目移りする。が、この店のスゴさは全定食に共通の、五穀米、具だくさん味噌汁、漬物、オリジナル漢方ブレンド「コバ茶」。「一汁一菜」定食の充実とおいしさに、目から鱗の落ちる思いがする。

豆腐、茸、菜の花や根菜たっぷりの味噌汁をメインにいただくシンプルながら充実の「一汁一菜」定食、560円。

その秘密は、毎日毎朝地元の旬が届く連売の鎌倉野菜と、手作りの醤油、味噌、お茶、ぬか漬け=日本の発酵食品のパワーが基本になった「朝食」本来のシンプルさにある。

小松菜や白菜など種類も豊富な連売の菜の花。鹿児島の親戚が仕込む麦と大豆の味噌や醤油、すべて手作りの自家製調味料など。野菜は季節により変わり、連売のほかにも取り寄せる農家がある。

「日の出とともに活動し、夜は家で家族と過ごす。旬の野菜がめぐるように、鎌倉のゆったりした時間の流れは春夏秋冬自然の営みに沿っているんです」と、鎌倉で生まれ育った店主の内堀敬介さん。

連売を訪れる観光客が増えた昨今、朝食に立ち寄る街の人との交流の場にとコンサートやギャラリーの活動にも余念がない。朝食メインの食堂は、やはり鎌倉ならではのカルチャー発信店だった。

調味料や漢方ブレンド茶のほか、自家製のジュースやジンジャーシロップ、スパイスなども販売する店内の一角。

(Hanako1156号掲載/photo : Ayumi Yamamoto text : Chiyo Sagae)