へアゴムの染料で髪が緑色に染まってしまった幼児(画像は『Metro 2018年7月7日付「Little girl left with bright green hair after wearing a hair bobble」(Picture: Daily Post Wales)』のスクリーンショット)

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昨今は安くて品質の良いファストファッション企業が増えつつあるが、イギリスで有名な「プライマーク(Primark)」もファッショナブルな商品がお手頃価格で手に入るとあって多くのファンがいるようだ。しかしある女性が、ここで購入したヘアゴムによって4歳娘のブロンドヘアが緑色に染まってしまったことを嘆いている。英メディア『The Sun』『Metro』などが伝えた。

英ウェールズ北西岸に位置するアングルシー島のスランゲブニに暮らすロウリ・ジョンズさん(Lowri Jones、33)は、今月2日に娘のセリンちゃん(Celyn、4)とプールに向かった。セリンちゃんがプールに入って20分ほど経った頃、ロウリさんはブロンドヘアの娘の髪が緑色に染まっていることに気付いたという。それは髪を結わえていたヘアゴムからの色で、プールの水によって染料が落ちたものだった。

ロウリさんは当時のことを、このように振り返っている。

「セリンの髪からヘアゴムを外すと、緑色の染料が髪全体に広がっていたのです。でもそのうちにプールの水で染料が落ちるだろうと思っていたのですが…その期待は裏切られました。」

セリンちゃんはプールを出てからも結わえていた後方の髪は緑色のままで、まるでヘアカラーで染めたようだった。ロウリさんは娘の髪を毎日シャンプーするほか、液体洗剤でも洗ったが完全に色が落ちることはなかった。

ロウリさんが何より心配したのが、セリンちゃんが学校で恥ずかしい思いをしないかということだった。あらかじめ学校側には髪が染まった経緯を伝えておいたものの、その心配は取り越し苦労だった。セリンちゃん自身が緑色の髪を気に入った様子だったからだ。

しかしセリンちゃんの父親のスティーブンさん(Stephen)は、今回の件を「プライマーク」にメールで訴えた。

「セリンの緑色になった髪は後頭部に広がっているのでカットして取り除くことも出来ません。娘の髪を見た人は私達を良い親だとは思わないでしょう。染料が娘の目や口に入ってなかったことはラッキーでしたが、もしそうなったらどんなダメージがあるのか分かっていますか?」

「私はこんなことが他の子にも起きることを望んでいない。プライマークが今回のことでどう対処していくのか知りたいのです。」

これに対してプライマークの広報担当は「品質に関することは極めて重要なことです。私達は頂いたメールをきちんと受け取り確認いたしました。それとともにプライマークでは今回の件を調査する所存です」と述べている。そして広報担当からスティーブンさん宛てに「技術部門で製品を調査するため、問題のヘアゴムを送ってほしい」というメールが届いたという。

ちなみに『The Sun』や『Metro』が掲載したこのプライマークのヘアゴムは、1ポンド(約148円)で「Made in China」とあるのが確認できる。

画像は『Metro 2018年7月7日付「Little girl left with bright green hair after wearing a hair bobble」(Picture: Daily Post Wales)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)