鯖寿司、押し寿司、巻き寿司でおなじみ。
京都のごちそう!包みまでアートな、食べられる工芸品「京寿司」の魅力とは?

「京寿司」、それは京都で昔からおもたせやごちそうとして親しまれてきた、押し寿司や巻き寿司などのこと。中でも主役は、鯖の姿寿司。美しい仕事の裏にあるこだわりを知って、その世界を味わいたい。 北大路魯山人は「器は料理の衣装」と言ったが、かけ紙を着物のように着せ替えて楽しむ京寿司は、京の美のエッセンスがぎゅっと詰まった食のアートそのもの。

花街の美意識に磨かれた京寿司の顔は、四季折々、全6種類も。〈いづう〉/祇園

祇園の花街への出前を専門にする、京寿司の老舗。お座敷の花となるように寿司は大ぶりで美しい。その華やかさの一端をお召し上がり処で味わえる。持ち帰りの鯖姿寿司(4,500円)は1人前(6貫)2,250円もあり。

1.4月の「都をどり」のかけ紙。
2.五山送り火は8月。
3.2月は雪景色。

京寿司盛合せ。鯖姿寿司、太巻き寿司、箱寿司を金襴手の皿に。3,250円

昔ながらの味を、ご主人自らの手仕事で華やかに包む。〈いづ重〉/祇園

おくどさんを使って鰹と昆布のだしでご飯を炊く。約100年続く昔ながらの味の寿司を、ご主人がデザインした提げ袋、かけ紙で彩る。

1.代々伝わる木版画のかけ紙をかけた鯖姿寿司4,200円(大)
2.極上鯖寿司(5,200円)の書もご主人作。
3.ぐぢ姿寿司(4,000円)のかけ紙は茶色×ピンク×黄色の斬新さ。

イートインの上箱寿司1,500円。木の芽が透ける鯛、厚焼玉子、とり貝、魚の焼身、海老。

(Hanako1154号掲載:photo : Makoto Ito text : Mikako Sawada)