流通大手イオン傘下のイオンフィナンシャルサービスとイオンクレジットサービスは12日、コンビニエンスストア「ミニストップ」の一部店舗で、静脈認証を使って支払いをする実証実験を始めると発表した。

 小売店では国内初の実験といい、課題を洗い出して実用化を急ぎたい考えだ。

 富士通が手がける「手のひら静脈認証」の技術を利用し、今年9月から首都圏の一部店舗でグループ従業員約1000人が参加して行う。事前に静脈とクレジットカードの情報をひも付ける登録を行い、レジでは客が自ら端末に生年月日を入力した後、手のひらをかざして決済する。

 手のひらの静脈は、血管の本数が多く複雑な配置であることから、他人に間違われる確率が1千万分の1程度と極めて低く、本人確認の手段として優れているという。紛失の恐れがないこともメリットで、今回は生年月日を入力させることでさらに誤認率を下げた。

 同様の実証実験はクレジットカード大手のJCBが2015年、インドネシアで行っていた。