美しい…!『ジュラシック・ワールド』クレア役のブライス・ダラス・ハワード
 - Photo:Kazuhiko Okuno

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 人気シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でヒロイン・クレア役を務めた女優のブライス・ダラス・ハワードが来日した際に、父で名監督のロン・ハワードとの関係から、1作目『ジュラシック・パーク』の思い出などについて語った。

 『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』などを手掛けたロン・ハワード監督を父に、女優のシェリル・ハワードを母に持つ、いわゆる芸能一家に生まれ育ったブライス。先月には『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のPRで父・ハワード監督も来日していたばかり。ハワード監督は、過去の来日エピソードとしてジョージ・ルーカス&黒澤明と一緒にディナーをした際に、同伴していた幼きブライスが床で爆睡していたことも明かしていた。ブライスはそのことについて「すごいなと思うのは、地球の反対側まで旅しなくてはいけないような仕事の出張に、7歳くらいの自分の子どもを同行させる勇気があったことよね。そして娘は疲れ果ててディナー中に床で寝てしまうなんて」と笑ってみせる。父娘の関係は現在も良好だそう。「ものすごく子煩悩な父なので、当然、私のことを誇らしく思ってくれているし、前作『ジュラシック・ワールド』を観て気に入っていってくれたわ。今作に関しては7月4日の祝日(独立記念日)に劇場で一緒に観る約束をしているの」。

 ブライスが女優業から監督業にも力をいれるようになり、父との関係に少し変化があったとも指摘する。「父に仕事関連の連絡はしていなかったけど、私が監督業により力を入れるようになった今、そうするようになったわ。それまでは妙な感じだったの、毎日のように話しはしているのに、仕事のことについては話さなかったから、The Hollywood Reporter とかを通して知るのがね。『なんで教えてくれなかったの?』って(笑)。父のことを監督畑の人だと見ていたからだと思うけど、今は父に、映画づくりでどんな戦略やアプローチを持っているのかとか、何を頭に入れておけばいいのかとか、そんなようなことを聞いているわ。父は監督じゃなかったら、高校の歴史の先生かバスケのコーチになりたかったみたいで、一方の私は学ぶことが大好きなの。だから完ぺきなコンビネーションだってことをちょうど昨晩、37歳にして気付いたの。『仕事の話をしているの、変な感じしない?』って聞いたら、『うん、やっとだね』ってやりとりをしていたばかりなのよ」。

 そんな具合に、小さなころから映画に慣れ親しんでいた彼女にとっても、本シリーズ1作目『ジュラシック・パーク』は記憶に残る作品だったという。「私が12歳の時に公開されたんだけど、あの体験は一生忘れられない。日常を送っている時よりも“生きてる”ことを実感できるのが映画の醍醐味だと思うんだけど、『ジュラシック・パーク』には本当に夢中になった。映画館であそこまで感情的になって、恐怖を感じて、冒険に出ているんだって感じられたのは初めてだった。さらに、映画には強いメッセージ性もあった。すごいのは、映像として圧巻な光景の連続であると同時に、実存的な問いかけもしてくる壮大なストーリーであるということね」。

 「こういう作品で役を得られるのは、子供がフットボール選手になってスーパーボウルでプレイすることを夢見るのと同じ。実際にスーパーボウルでプレイするのはもちろんプレッシャーを感じることだけど、長年夢見てきたもので、最高に楽しくて充実した時間だからプレッシャーを解放するようなもの」と期待に胸膨らませていたそうだ。ブライスが大作のシリーズものに主役級で続投するのは初めてのこと。前作『ジュラシック・ワールド』から今作にかけて、ヒロイン・クレアの変化を、演じるブライスも楽しんだようで、「前作で、クレアは人生の価値を見失い、迷っている女性として登場するの。利益のために価値観を曲げなければならない状況にいる。ところが、本作で彼女はまったく違う人になっているわ。今や彼女は自分の価値観と義務感に従って素直に生きているの。以前までは恐竜の存在を軽視していた彼女が、本作では恐竜の保護活動に没頭するようになった。本作に登場するクレアは、以前とはまるで別人よ。人生の目的がはっきりし、使命を見つけたの。使命を果たすためにがむしゃらに目的に向かっているわ」と説明していた。(編集部・石神恵美子)

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は7月13日より全国公開