初代から15年を経た新INFOBARの進化とは

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「10年以上前のケータイを現在も利用しているユーザーがいる」「15年前のINFOBARを知らない世代もいる」…

そう語るのは、かつて「au Design project」のプロダクトとして「INFOBAR(インフォバー)」を生み出した
・KDDIプロダクト企画部の砂原哲氏
・デザイナーの深澤直人氏
の2人だ。

2002年、今からさかのぼることおよそ16年前。
「info.bar」は、ビジネスシヨウでコンセプトモデルとしてお披露目された。

その翌年の2003年、製品化・発売された「INFOBAR」は、大ヒット商品となった。

その後も
2007年 INFOBAR 2
2011年 INFOBAR A01
2012年 INFOBAR C01
2013年 INFOBAR A02
2015年 INFOBAR A03
と、6世代に渡ってシリーズ化されている。

そんなINFOBARの新製品が今秋発売される。

7月12日、都内で報道陣向けに開催された説明会では、砂原氏と深澤氏が揃って登壇し、新INFOBARについて語った。


砂原氏




深澤氏


砂原氏はau Design projectやINFOBARシリーズを振り返った上で、「懐かしくも斬新なかたち」と「INFOBAR xv」について紹介した。

さらに、初代INFOBAR発売から15年経過し、技術進化におけるスペックの違いにも触れた。


初代INFOBARとINFOBAR xvのスペック比較


初代INFOBARの主なスペック
サイズ:W42×H138×D11mm
ディスプレイ:2.0インチ(136×176)
カメラ:約31万画素
内蔵メモリ:3MB
バッテリー:630mAh

INFOBAR xvの主なスペック
サイズ:W48×H138×D14mm
ディスプレイ:3.1インチ WVGA(480×800)
カメラ:約800万画素
内蔵メモリ:8GB
バッテリー:1500mAh

ほぼ同等のサイズ感ながら、スペックは大幅に向上している。

初代INFOBARのカラーバリエーションは、
・NISHIKIGOI…赤系のカラー
・ICHIMATSU…市松模様の黒系カラー
・BUILDING…グレー系のカラー
・ANNIN…白系のカラー
の4色だった。

これに対してINFOBAR xvでは、
・NISHIKIGOI(錦鯉)…赤系のカラー
・NASUKON(茄子紺)…青系のカラー
・CHERRY BERRY(チェリーベリー)…ピンク系のカラー
の3色展開となる。


左からNISHIKIGOI、NASUKON、CHERRY BERRY


NISHIKIGOIはINFOBARシリーズにおけるフラッグシップカラーだが、初代に比べるとやや落ち着いた色合いに変わっているという。

なお、NASUKONとCHERRY BERRYは、これまでのINFOBARシリーズになかった新たなラインアップとなっている。

ユーザーインターフェースはINFOBAR2をベースにしているとのことだが、デザインなどアイコンの繊細な動きは解像度の高いディスプレイならではといえる。

深澤氏が、コンセプトモデル以降「15年以上経過してようやくできた」と語るのは、フレームレスキーについて。

確かに、info.barでは本体周囲をぐるりと囲むフレームはなかった。しかし、これまでのINFOBARシリーズの製品ではフレームレスの実現ができていなかったのだ。


左から初代INFOBAR、INFOBAR2、INFOBAR xv



15年以上前にデザインされたコンセプトモデルの「info.bar」には、本体を囲むフレームがなかった


ディスプレイ面、10キー面を通して“面一(ツライチ)”の形状が、今回のINFOBAR xvのデザイン面ではもっとも進化したポイントだといっても過言ではない。

機能面においても、現在にあわせて以下の機能にも対応した。

・au 4G LTE
・VoLTE
・LINE
・+メッセージ

また、Bluetooth経由でスマホの音声アシスタントを呼び出せる「スマホ音声アシスタント呼出機能」を搭載し、スマホとの2台持ち訴求も狙う。

スマホではなくあえてケータイであることに重きを向けた今回のINFOBAR xvについて、ターゲット層を聞かれた砂原氏と深澤氏は、冒頭のように答えたのだった。

砂原氏は、
かつての製品を今も大切に使い続けている「ファン」と呼べるユーザーへのアピールをした。

その一方で、深澤氏は、
20代前半の層は初代のINFOBARを知らない世代だと指摘し、そうした若い世代の層も開拓していきたいと意気込みを見せていた。

なお、INFOBAR xvは「ガラホよりは高く、ハイエンドスマホよりは安い」価格帯になるという。製造は京セラが担当する。

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撮影・執筆:2106bpm