堀江貴文氏

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「今までにない失敗の形だった……」

 記者会見でホリエモンこと堀江貴文氏(45)が語った言葉が、その落胆ぶりを象徴している。何しろ、準備万端で打ち上げたロケットが、あっと言う間に鉄屑になってしまったのだから。6月30日、「インターステラテクノロジズ(以下IST)」が、北海道大樹町で打ち上げたロケット「MOMO2号機」が、わずか4秒で墜落してしまったのである。

 ISTの関係者が言う。

「発射してから、すぐにエンジンの圧力がゼロになってしまったのです。まっすぐ落ちてきたから姿勢制御はできていたのですが」

 同社は、ホリエモンが設立に関わり出資もしているベンチャー企業だが、とりわけMOMO2号機への期待は大きかった。

堀江貴文氏

「ISTでは9番目のロケットで、全長は10メートル。昨年7月に打ち上げた初号機は、途中で通信が途絶えたものの、約20キロの高度まで飛ばすことができました。今回も約40回の燃焼実験を行っており、成功は間違いないと見られていたのです」(同)

 ロケットの打ち上げ費用は数千万円。それを調達するのは、ホリエモンの役目だ。クラウドファンディングで約2800万円を集め、スポンサー会社もつけた。

「エンジンは自前で開発しますが、1円でも安く打ち上げるために、管制室で使う電子機器などは秋葉原で売っているような民生品です。社内清掃も業者を使わずに、社員たちでやっていたほどです」(同)

 原因解明はこれからだが、次の打ち上げは来年になるとも見られている。肝心の懐具合はというと、

「スポンサー集めには苦労するかも知れませんが、ホリエモンは月額制のオンラインサロンだけで年間2億円以上の収入があります」(同)

 ポケットマネーだけでもまだまだいけるのだ。

「週刊新潮」2018年7月12日号 掲載