井上尚弥【写真:Getty Images】

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WBSS公式サイトが井上の参戦を正式発表

 ボクシングで日本人最速での3階級制覇を成し遂げた井上尚弥(大橋)。バンタム級の頂上決戦、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)への参戦が正式決定した。11日、大会公式サイトが発表した。

「The Monster」のバンタム級頂上決戦への参戦が正式に決まった。WBSSは団体の枠を超えた8人のトップランカーによって争われる、高額賞金トーナメント。昨年9月にスタートした第1回大会はクルーザー級とスーパーミドル級で、実に賞金総額5000万ドル(約53億円)をかけて最強王者を争ってきた。今回が第2回となる。

 すでにWBAスーパー王者のライアン・バーネット(英国)、WBO王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)、IBF王者のエマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)ら現王者に加え、5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)、WBA2位で17戦全勝のジェイソン・モロニ―(オーストラリア)、元WBA世界バンタム級スーパー王者ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)ら、そうそうたるメンバーの参戦が決まっていたが、大本命視されている井上も正式に名を連ねた。

 井上は大会公式サイトを通じてコメント。「このような素晴らしい大会に出場して戦うことができて光栄です。もちろん優勝を目指します。ボクシングキャリアにおける次なる旅を続けます!」と意気込んでいる。

 大会を共同開催するドイツのプロモーター、カレ・ザワーラント氏は「シーズン2の素晴らしいバンタム級大会にイノウエを迎え入れることができて興奮している。イノウエは非常にエキサイティングなファイターで絶対的な力を誇っている」と期待を口にしている。(THE ANSWER編集部)