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第一三共ヘルスケアはこのほど、「日常的なガマン」に関する調査結果を明らかにした。同調査は6月1日〜4日、20代〜40代の働く女性600人を対象にインターネットで実施したもの。

普段ガマンすることがあるか尋ねたところ、93.0%が「何らかのガマンをしている」と回答した。年代別にみると、「ガマンをしている」と回答した人は20代が95.5%、30代が92.0%、40代が91.5%で、若い世代ほどガマンをしていることがわかった。

仕事や職場でのガマンについて聞くと、87.0%が「ガマンをしている」と答えた。ガマンの内容で最も多いものは「定時に帰れない雰囲気があること」(39.1%)で、「仕事場で素の自分をみせること」(35.6%)、「仕事を乱暴に振られること」(32.6%)、「上司の世間話に付き合わされること」(28.7%)が続いた。

普段の生活や、仕事・恋愛・家庭生活のいくつかのシーンでガマンをしていると答えた人に対し、ガマンしたときに生じるストレスの発散方法について尋ねると、60.7%が「好きな食べ物や飲み物をとる」、58.4%が「寝る」、47.6%が「買い物をする」と答えた。

次に、日常生活のガマンで生じるストレス値を11段階(全くストレスを感じない場合は0点〜最もストレスを感じる場合は10点)のうち、どの段階に当てはまるか尋ねた。体の4つの痛みのガマンストレス値を比較すると、最も高いガマンストレス値は「頭痛」の6.99点で、「腹痛」(6.09点)、「生理痛」(5.84点)、「胃痛」(5.66点)と続いた。

日常生活でのガマンストレス値を見ると、最も多いのは「頭痛」(6.99点)で、「浮気が発覚したこと」(6.94点)、「約束を破られること」(6.75点)、「自分の時間が少ないこと」(6.17点)、「腹痛」(6.09点)、「仕事を乱暴に振られること」(6.07点)が続いた。

仕事や恋愛、日常生活で生じるガマンストレスと体の4つの痛みのガマンストレス値を比較すると、「頭痛」(6.99点)のガマンストレス値は、恋愛面での「浮気が発覚したこと」(6.94点)や「約束を破られること」(6.75点)で生じるガマンストレス値とほぼ同レベルであることがわかった。

頭痛の専門家である清水俊彦医師によると、片頭痛は気温や気圧の変化やまぶしい光が刺激となって引き起こされるという。夏は暑さで脳内の血管が拡張し、周りに張り巡らされた三叉神経が刺激されるほか、強い太陽光の刺激が脳に伝わることで片頭痛が起こりやすくなるとのこと。

さらに秋になると、台風の影響で気圧の変化が起こり、脳が刺激として過敏に感じるようになるので片頭痛が生じやすくなるという。

慢性頭痛は、脳が一種のパニック状態になっているため、注意力が散漫になり、仕事の効率が下がってしまうケースが多いとのこと。痛みを我慢していてもメリットは何もないばかりか、我慢自体が大きなストレスとなって、さらに頭痛が激しくなる。そのため、専門医に受診するほか、鎮痛薬で痛みを和らげるのも一つの方法としている。