今や、ハイスペックといえば男性とは限らず、女性も活躍する時代だ。

世の女性の多くがハイスペ男との結婚を夢見る一方で、自ら高い年収を稼ぐ “1,000万の女”たち。

全給与所得者(女性)のうち、年収1,000万を超えるのはたった0.9%と言われている。(H28民間給与実態統計調査より)

そんな一握りの女たちは、どのような人生を送っているのか?

本連載では、キャリアと美貌に恵まれた、まさに「才色兼備」の女たちのリアルをお伝えする。

前回はファッションに命を捧げるラグジュアリーブランド女子を紹介した。さて、今回は?




【今週の1,000万女子】
名前:ミキさん(27歳)
職業:外資系証券会社 投資銀行部門勤務
住まい:港区
交際:未婚 彼氏アリ


圧倒的な男社会の中でサバイバルする毎日


東京で幅を効かせる職業の筆頭ともいえば…外資金融マンだろう。彼らの豪華なライフスタイルについては何かと見聞きする機会は多いが、“外資金融ウーマン”となるとどうだろうか。

完全な男性優位社会において、第一線、いわゆるフロントオフィスで活躍する外資金融ウーマンは、およそ約10人に1人の割合でしかいないと言われる。だが、存在することは間違いない。

当然、彼女たちの年収は1,000万円を軽く超えている。…となれば、是非とも話を聞きたい!

というわけで、あらゆるコネクションを通じてアタックしたところ…。ようやく取材に応じてもらえる外資金融ウーマンに出会えた。

それが、大手外資系証券会社で企業のM&Aなどを担当する部署で働くミキさんだ。



多忙なスケジュールの合間、なんとか抜けてきてくれたミキさん


時刻は平日の20:30。直前に急遽ミーティングが入ってしまったということで、息せき切って飛び込んできた彼女。

その見た目からはバリキャリの外資金融ウーマンであることは、およそ想像もつかないほどの可愛らしさに満ちた、若い女性である。

黒のスーツにヒールというシンプルなファッションは、大手企業役員の秘書をも彷彿とさせる。だが、差し出された名刺に刻まれていた社名、所属先は紛れもないそれだった。

話を聞けば、取材をお願いしたのが申し訳なかったと恐縮してしまうほど、彼女の毎日はハードスケジュール。


平日は寝る時間以外のすべてを仕事に捧げる日々


起床は朝8:30。すっぴんのままタクシーに飛び乗り、車中でメークをして9時に出社。

「朝ごはんは炭水化物を食べたら眠くなってしまうので、水しか飲まないです(苦笑)。その代わり、ランチは11:30頃の早めにとりますね」

ただし、優雅に外ランチをしている余裕はないそうで、テイクアウトしたものでデスクランチが基本だという。

テイクアウトですら「待つ時間がもったいない」という彼女は、事前に電話してピックアップ時刻を伝え、行けばすぐに持ち帰れるようオーダーしておくのだという。

「でもこの時間だけが外の空気を吸える時間なので、散歩を兼ねて徒歩10分くらいのお店を選ぶこともあります。ランチ後もひたすら業務ですが、夕飯はその日のスケジュール次第で18時だったり、21時だったり。

ただ、夕飯も基本はUber Eatsでデリバリーですね(苦笑)。会社からは夕飯代の補助が出ます。『グリーンブラザーズ』のサラダが特にお気に入りです」

ちなみに夕飯後も残業は続き、帰宅時間の平均は25時(!)。

「25時前に帰れたら、今日は湯船につかれる〜♪って、めちゃめちゃ嬉しいです!」


外資金融ウーマンのデート事情とは?



剛力彩芽似のキュートなルックス


無邪気な笑顔を見せる彼女に、取材班が驚きを隠せずにいると…。

「週末も土日のどちらかは仕事ですね。でも私1人が出ているわけではなく、同僚もほとんど出勤していますから、この業界では当たり前な感じですよ」と、またしても笑顔。

20代にして1,000万以上を稼ぐ人間の底知れぬパワーにただただ驚くばかりだが、仕事一辺倒ではない証拠に、プライベートでは交際して2年になる彼氏がいるのだという。

さぞかしモテるであろうキュートなルックスに加え、大手外資系証券会社でキャリアを積むミキさん。無敵ともいえる彼女に見合う男とは、どんな人なのだろうか。


リア充よりも仕事で経験を積みたい

取材後も会社に戻っていった


「同業他社に勤める同い年です。彼も同じように忙しいので、デートは週に1日出来ればいいほうでしょうか。平日でも帰宅時間が同じ時間帯になれば、どちらかの家で1杯飲んで泊まって過ごすこともありますが、そんな日は稀かな(苦笑)。

土日も疲れ果てていたら、寝ていたいという気持ちもすごくわかるので、そこはお互い尊重しています」

ちなみに彼女は、相手より暇な自分になるのは嫌なのだそう。その理由は、「待つ女になるのがイヤだから」。

同世代の女性たちが“リア充”を満喫しているであろう中、ミキさんはなぜこんなにも働く道を選んだのだろうか。

「自分で選んだというよりは、内定が出た3社がすべて外資金融だったんです。それで、逆に自分に向いているのかな、と。

今の会社に決めたのは、最終面接を受けてから内定が出るまでの時間が最短だったから。たぶん、1時間もなかったかもしれません。帰宅途中の電車の中で、電話がかかってきたんです」

意思決定の早い会社であること、そして外資であれば若い時から1人前として扱ってくれること、この2つが大きな決め手になったという。

「とはいえ、OGの方々から“サバンナの生活だよ”とか、“好きなだけじゃ続かないよ”とか、厳しい話もたくさん聞きました。だからかな、入社前日の3月31日は、自分はもう明るい空の下を歩くことはないんだなぁ、なんて少し切なくなったのを覚えています(笑)」


入社後に買った今までで一番高い買い物は?



サロンに行く時間がないのでセルフネイル派


それでも覚悟を決めて、外資金融という世界に飛び込んだ彼女。無我夢中で働くうちに、金融の面白さにも目覚めたという。

「私たちは企業のお医者さんのような役割だと思うんです。そのうえで、M&Aなど、会社の歴史的瞬間に立ち会える。それが醍醐味でもありますね。

それに今はまだ20代ですし、この業界でいろんな経験を積めることはプライスレスだと感じています。30代、40代でのキャリアはまだわかりませんが、いずれは海外でも仕事がしてみたいとは、漠然とですが考えています」

仕事やキャリアの話になると、ミキさんの顔つきはキュッと引き締まる。

1年目から年収1,000万円の大台に乗る職業はそうそうないだろう。ミキさんは大学院卒業後、現在の会社に入社。それ以来、着実に年収を上げており、入社3年目の現在は年収約1,500万ほど。

聞けばこの外資系金融業界では、20代であっても5年目を過ぎると、年収2,500万以上を稼ぐ人もいるのだとか。

まさにアッパー層の世界で働く彼女だが、それだけ稼いでも、使う時間がないのが現実だという。



抜群のスタイルは週1のヨガとピラティスでキープ


「商社に勤務している大学時代の友人とルームシェアをしています。家賃は折半で1人13万円。それ以外でいちばん使うのは、食費でしょうか。食べるのが大好きなので、そこは惜しまないつもりです。でも如何せん、素敵なレストランで食事をする時間がとれない(苦笑)」

自分磨きへの投資は?とたずねると…。

「毎週末、ヨガとピラティスで汗を流すのが、唯一の運動です…。美容院は半年に1回(苦笑)。ネイルはセルフ派。時間があるときに2時間ほどかけて塗るのは、いい息抜きなのですが、のびてくると大変。トップコートを重ねて誤魔化しています(笑)」

ファッションに関しても、ZARA、バナナリパブリック、MANGOなどのファストファッションがメインで、「たまにセオリーで購入すると、奮発した気分になる」と、どこまでも控えめ。


自分へのご褒美より、未来の自分への投資


では、入社してから購入したもので、いちばん高価なものは?

「なんだろう…。あ! マノロ・ブラニクのパンプスですね! ニューヨーク研修の際に、記念に購入したんです。

確か約10万円くらいしたと思います。マノロの靴を履いてブルックリンブリッジを歩いたりして…。海外ドラマ『SATC』気分でしたね(笑)」

女性がよく口にする“自分へのご褒美”にも特に興味がなく、まったくそういう発想がないのだとか。

「シャネルの時計が欲しいな、とは思いますけれど、150万円ですから…。まだ早いというか、手が出ないですね」

1,500万円という年収をもってしても、物欲に走ったり豪遊したりしないのが、彼女という人間なのだろう。

「使う時間もないですし、将来の夢の資金として、今は貯金!といった感じです」

ミキさんはそう言って、あどけない笑顔を見せた。

取材を終えたあとは、再びハードな仕事が待ち受ける職場へと戻っていった。去り際の凛とした表情の中に、激務にも耐え抜くキャリア女性の強さを覗いた気がする。

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撮影協力
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