お互いに好意はあるのに、なかなかそれ以上進展しないという状況はよくあります。もどかしい時間ですが、それはそれで楽しいもの。では、そんな二人はいったいどんな連絡を取り合うのか? “微妙な距離感の男女のそわそわLINE”というテーマで話を聞いてみたので、ちょっと覗いてみましょう〜。

文・塚田牧夫

「誕生日の週どっか空いてる?」

「よく連絡も取るし、なんとなく好意を持ってくれてるんだろうなって感じの女の子がいました。ただ、決定的じゃない。

その子の誕生日が近付いていたので、誘ってみようと思ったんですね。でも、もしかすると本命の男がいる可能性もある。と思って、“誕生日の週どっか空いてる?”とちょっと遠回しにLINEで誘いました。

“だいたい空いているよ”と返してくれたので、“じゃあ当日は?”と聞くことができました」ケンタ(仮名)/28歳

付き合っているわけじゃなければ、誕生日当日はなかなか誘いづらい。いきなり指定してしまうと断られる可能性も高いので、いったん探りを入れてからになりますよね。

「行ってみたいお店があって…」

「飲み仲間みたいな、よくお酒を飲みに行くグループがあります。そのなかのひとりの男性と仲良くしていました。

いつも最後のほうの時間は二人で話してて、私としてはすごく楽しいし、向こうもきっと悪い気はしてないだろうな……という感じでした。

でも、二人きりで会ったことはなかったんです。なので、私のほうから誘ってみようと思いました。ただ、“二人で……”というのは言いづらい。

そこで、雰囲気のいいお店を探して、“行ってみたいお店があって”と、お店の情報を添えてLINEしてみました。

明らかにみんなで行くようなお店じゃないんです。カウンター席しかない、恋人同士が行くようなお店。どんな返事が来るか怖かったけど、“行こう!”と言ってくれたので嬉しかったです」アイコ(仮名)/29歳

「二人で……」というのも、言い出しづらい言葉。たぶん大丈夫だと思っても勇気が要ります。特に女性からなら尚更でしょう。「みんなで」なんて返されたらショックですからね。

「なにも覚えてないでしょう?」

「去年の夏です。友だちの家に集まってみんなで花火を見ていました。どんちゃん騒ぎで、深夜になると、みんな疲れてそのへんで寝始めた。私と、男友だちの二人きりになったんですね。

そこで、不意にキスされたんです。あまりにアッサリしてて、ドキドキする間もなかったんだけど、時間が経つにつれ気になり始めてしまいました。

でも、特に向こうから何か言ってくるわけでもなく、きっと酔ってたんだろうな……自分を納得させました。

しばらくして、その彼から“またみんなで集まるから”というLINEが来ました。なんとなく前回のことを匂わせる感じで、“お酒弱いよね?”と聞いてみたんです。“なにも覚えてないでしょう?”と。

そうしたら“全部覚えてるよ”と返ってきました。実は向こうも、私が何も覚えてないと思っていたみたい。そこでようやく、ちゃんと話すことができました」ナル(仮名)/28歳

お酒の席では、酔いに任せて……ということも少なくない。そのときのことを蒸し返すのも、野暮という意識がどこかにあります。それでも、キスの意味ぐらいは聞いておきたいですよね?

“微妙な距離感の男女のそわそわLINE”をご紹介しました。

周りからすると、なんでそこで攻めないんだ……というような近い距離にいても、当事者はそれがいまいち掴めない場合があります。でも、すぐ付き合うよりも、どこかそわそわした関係を楽しむのも、いいものですよね。

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