ムンムン、ムシムシする高温多湿な日本の夏。ただでさえ、不快指数が高まるこの時期、さらに気持ちをブルーにさせるのがメイク崩れ。どんなにきちんとメイクをしても、オフィスに着くころには、汗でファンデーションはヨレヨレ、皮脂でアイメイクは落ちまくり、顔はテカテカ・ドロドロ……。本当にイヤになってしまいますよね。でも、ちょっとしたテクでこのメイク崩れを抑えることができるんです。

スキンケアで崩れにくい土台を

忙しい朝、スキンケア後すぐにメイクをして……。実はこの行動が、メイク崩れを起こさせている原因のひとつに。というのも、スキンケアが肌となじんでいないところにベースメイクを重ねると、土台がまだ脆弱なため時間と共に地盤沈下を起こしてしまうのです。洗顔で取り除かれた皮脂が顔全体を覆うまでにかかる時間は、およそ15分。つまり、スキンケア後約15分はメイクするのを待つのが正解。「忙しい朝にそんな余裕はない!」と思われるかもしれませんが、これは出かけるまでの準備順番を変えるだけでクリアできます。たとえば、起床後すぐにスキンケアをし、その後に朝食を摂ったり、ヘアセットしたり、着替えたりすれば15分なんてあっという間。それからメイクをすればOK。

また、汗をかいている状態でメイクをすると、これもメイク崩れの原因に。汗をすぐにひかせるには、大きな血管が流れている首元や脇の下を保冷剤などで冷やすといいですよ。さらに、化粧水を塗布する際は、コットンを使い、パタパタと肌に風を送るようにしてなじませると、皮膚温が下がってメイクがフィットしやすい肌状態が作れます。

崩れにくいメイクアイテムを味方に

夏のメイク崩れは日本女性にとって切実な悩み。それだけに、化粧品メーカーもそのニーズに応えるために日々日々進化しています。ある意味、化粧崩れしにくいメイクアイテムのクオリティーは世界的に見てもトップクラス。だからこそ、これらメイクアイテムを積極的に取り入れることも、メイク崩れを防ぐポイントに。

不動の人気を誇る下地がよりテカらなく、崩れない処方に

ソフィーナ  プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地 SPF20・PA++ 25ml  2800円(編集部調べ)/花王

2011年の発売以来、その名の通り、汗・皮脂による化粧崩れを防ぐ下地として注目され、人気を博していた名品が7年ぶりにリニューアル。よりテカリにくくなっただけでなく、ファンデーションのとれ・ヨレにも強くなったことで、“プリマヴィスタ史上最強崩さない下地”に進化。発売するや今まで以上に、朝のキレイな仕上がりが続くと大評判に。気温や湿度が高い日も、サラサラの気持ちのいい仕上がりが続くから、この夏大活躍間違いなし!

ソフィーナ  プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地 SPF20・PA++ 25ml  2800円(編集部調べ)/花王

―5℃タッチの冷涼感で肌をキュッと引き締める

エスプリーク ひんやりタッチ BBスプレー UV 50 S  SPF50+・PA++++ 60g 全2色 各2100円(編集部調べ)/コーセー(限定品)

この時期になるとお目見えするのが、クールな使用感が気持ちいいエスプリークのBBスプレー。スポンジにシュッとスプレーし、そのまま肌にのせると-5℃タッチの冷涼感ある使い心地。BBといっても、気になる肌のアラはきちんとカバーできるし、ツヤやかな仕上がりはオフィスでも十分に対応できます。クールな使用感が気持ちいいだけでなく、皮膚温も下がるから肌もキュッと引き締まり、メイクもちもアップする。朝はもちろん、日中のメイク直しも気持ちよくできるので、本当におすすめですよ。

エスプリーク ひんやりタッチ BBスプレー UV 50 S  SPF50+・PA++++ 60g 全2色 各2100円/コーセー(限定品)

メイク直しに“カバー力”と“抜け感”をプラス

ミネラルプレスドパウダー クリアスキンF1 ライトラベンダー SPF13・PA+ 2180円/DHC

高いカバー力と透明感、そして圧倒的なロングラスティング力で女性から支持されるDHCのF1ミネラルベースメークシリーズ。中でも何かと使えるのが、「ミネラルプレスドパウダー クリアスキンF1」のライトラベンダーパウダー。「スキンレタッチパウダー」配合で毛穴や肌のアラを光で飛ばすから仕上がりが自然。ファンデーションの仕上げに使うのはもちろん、メイク直し用にサッと肌にかけるだけでくすみが払拭でき、透きとおるような抜け感が。朝、目の下にのせておけばパンダ目も防げますよ。

ミネラルプレスドパウダー クリアスキンF1 ライトラベンダー SPF13・PA+ 2180円/DHC

暑さが長引きがちな近年の日本。スキンケアのちょっとしたテクとメイクアイテムを味方に、メイク崩れが気にならない涼やか肌を手に入れましょう。


ビューティーエディター・ライター
藤井優美

エステティシャンを経て、1992年よりフリーランスのエディター・ライターとして活動。美容雑誌『美的』は創刊時から携わり、現在は、美容雑誌『MAQUIA』をはじめ多くの女性誌を中心に、スキンケア、メイク、ヘアケア、ボディケア、インナーケアといった美容全般の企画、構成、執筆を担当。HPができました!➡http://dis-moi.co.jp/ インスタも始めました!➡https://www.instagram.com/yuumifujii.beauty/