親友や仲の良い同僚、大事な上司などの結婚式が決まったら、ぜひ盛り上がる余興を企画し、祝福したいものですよね。もしかしたら、意図せず余興を頼まれるかもしれません。そこで今回は、余興のトレンドをよく知るウェディングプランナーの方に、盛り上がる余興のトレンドや作り方を教えていただきました!

文・椎原茜

余興のトレンドランキングTOP3

まず、近年の余興のトレンドをチェックしておきましょう!

株式会社T&Gが行ったウェディングプランナー約500名に対する、2017〜2018年に実施された結婚式についての調査によると、人気の余興ランキングTOP3は次の結果に!

第1位 「サプライズ動画」第2位 「バブリーダンス」第3位 「恋ダンス」

“感動系” の新郎新婦へのサプライズ動画が第1位。バブリーダンスや恋ダンスはブームにのっとる “面白系” の余興です。ダンスは見た目のインパクトもあるため、確かに盛り上がりやすいですね。

ウェディングプランナーが思わず涙!感動の余興とは?

実際のところ、大成功な余興にはどのようなものがあるのでしょうか? 表参道テラスのチーフウェディングプランナー・藤井美咲さんに、過去に見てきたなかから、印象深い大成功の余興を教えていただきました。

藤井さん 私自身、最も感動して涙ぐんでしまったご余興です。あるご新婦の結婚をずっと反対されていたお父さまは、ご新郎が承認を得るために訪問した3回目で、やっと賛成をしてくれたのだそう。そんな苦労があったことを聞いていたご新婦のご友人は、ご新婦には内緒で “ある映像” を作ることを決めました。その映像は、結婚式当日お越しいただけなかった方や懐かしの方が登場し、お祝いメッセージを述べるというもの。そして最後には、ご新婦の親御さまが登場したのです。映像の中でお父さまは、“初めは反対していた”ことについてコメント。それを見たご新婦は思わず涙。一連のエピソードを知っているご友人だからこそ成された、大成功のご余興でした。

余興が盛り上がらない原因は?

感動的な余興を目の前にすると、思わず涙ぐんでしまうものですよね。でも結婚式に参列した経験のある方は、反対に、盛り上がらない余興を見たことが一度くらいはあるのでは? そこで余興が盛り上がらない原因を藤井さんに聞いてみました。

藤井さん 結婚式は幅広いご年齢・ご関係性の方がご出席されています。ですので内輪ネタとなってしまうご余興はあまりおすすめできません。先ほどのお父さまが反対されていたエピソードも内輪ネタといえるかもしれませんが、男女の結婚については定番ネタですので、誰もが理解できるはず。いっぽう、一部の方しか盛り上がらない面白ネタなどは避けたほうがいいでしょう。そのほか、忌み言葉を使用すること、『切れる』『割れる』がイメージされる内容、失恋ソングのBGMは避けて選ぶことが大切です。

ウェディングプランナーが教える盛り上がる余興の作り方

もし余興を企画する立場になった場合、どのように余興を作るのがいいのでしょうか。その企画内容の選び方から参加者集めの方法、練習方法を教えていただきました。

企画の仕方

藤井さん 最近は『コンセプトウェディング』といって、結婚式にテーマを設定し、そのコンセプトに合わせて装飾や演出を考えられるご新郎ご新婦が増えています。余興も演出の一環と考えますと、ご余興担当となった場合、早めに担当のウェディングプランナーに所要時間、コンセプト内容などを相談するのがおすすめです。会場によっては余興に対しての注意点、例えば使用できる場所・所要時間・曲・準備物なども異なりますし、良いアイデアをくれるかもしれません。これがお二人の喜ぶ余興を企画できる第一歩だと思います。

参加者集め・練習方法

藤井さん 余興の人数は、多いほうが盛り上がります。おすすめは関係性の枠を超えてメンバーを集めること。例えば会社の同僚の方の挙式であれば、社員を集めるほか、ご新婦の大学時代の友人も集めるなどするのです。サプライズ感が倍増し、お二人も喜んでくださるうえに、会場も盛り上がります。ダンスなどであれば、見本映像を作成してメンバーに配布し、各自、その映像を見ながら練習をするのがおすすめです。

また、藤井さんに本番での心掛けを尋ねると「とにかく楽しむことです!」と返ってきました。やはり一番は、祝福する二人のことを思い、いかに自分自身が楽しむかということが大事のよう。楽しんでやれば、余興の完成度も自然と上がり、盛り上がる余興になるのかもしれませんね。ぜひ参考にしてみましょう!

Information

藤井 美咲(ふじい みさき)さん 『表参道テラス』 チーフウェディングプランナー。東京・表参道駅徒歩5分に佇む貸切一軒家『表参道テラス』でチーフウェディングプランナーを務める。

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