大規模に冠水した岡山県倉敷市真備町の状況などについて説明する伊東香織市長=2018年7月8日夕、倉敷市役所、小沢邦男撮影

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 岡山県倉敷市の伊東香織市長は8日、会見で大規模に冠水した同市真備町について、避難所に約8千人が身を寄せていると説明した。

 避難者は何も持たずに逃げてきた人ばかりだといい、「みなさん着替えが足りない。シャツやズボン、下着も靴も靴下も」と支援を呼びかけた。市は個人からの物資の支援は現在受け入れていないが、ほかの自治体からの支援は受け入れている。

 伊東市長によると、避難者は、小学校など真備地区の4施設に計3513人。市内のほかの地区の避難所にも計4708人が身を寄せているが、そのほとんどが真備地区から移ってきた人たちだという。避難者の健康状態については「透析が必要な方は地区外の病院への転院をお願いしている。重篤な方がいるとは聞いていない」とした。

 真備町地区では住宅が約9千戸あるが、市は浸水家屋は約4600戸と推計。その大半が2階まで水につかったという。

 伊東市長は、8日夕までに自衛隊や消防が住民ら1850人を救出したと説明。一方、死者や行方不明者、取り残されたままの要救助者は「救出作業で手いっぱい」などと市として把握できていないとした。(小沢邦男)