こんにちは、新里 碧(にっさと みどり)です。現在34歳で、2016年10月まで広告代理店でOL をしていました。昨年2017年2月に結婚をしたのですが、出会いはなんと、iPhoneのお見合いアプリ。そんな私の体験談をハウツーも交えながらご紹介するのがこの連載です。これまでの【アプリ婚】はコチラ。

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今回は、3年前にお見合いアプリで結婚した知人夫婦へのインタビューを元に記事の制作をしました。まずは、当時の二人の基本情報はこちら。名前は仮名です。

サキさん:28歳。体育教師。大阪在住。しっかり者の元気キャラ。広告を見て、お見合いアプリに登録。4年ほど使っていて、なんとこれまでに会った男性の数は30人くらい!

ショウタくん:26歳。広告代理店営業マン。東京在住。マイペースキャラ。友人との飲み会でお見合いアプリの話題になり、ノリで登録。3か月ほど使用したところでサキさんに出会う。

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サキさんは、本人いわく、「“御堂筋はサキのベッド”と言われるくらい飲み歩いては道ばたで寝たり……、20代前半は思いっきり遊んだと思うので、これからは結婚相手を探そうと思って婚活をしていました」とのこと。“30人会った”と言うと、多いという印象も受けるかもしれないけれど、それまで自分の中で持っていた“外見的な好み”とか“偏見”にとらわれないように、いろいろな人に会って話してみることにしていたからだそう。

そんなサキさんが婚活の末に出会ったのは、それまで付き合った彼氏のような男らしいタイプとは真逆のショウタくんだったのです。

そもそも自分のいるエリア以外の人も探していたの?

サキさんはショウタくんの2歳年上。

二人の話を聞いた時に、まずビックリしたのが“遠距離”だったというところです。

私自身もまわりの友人も、みんな現在の居住地の近くでソートをかけて探すのが普通だと思っていたので、そこのところから聞いてみました。

大阪在住のサキさんは、「自分からは探していなかったけれど、相手から“いいね!”が来て、良さそうな相手だったらメッセージしてみるようにしていました」とのこと。相手の条件を狭めすぎないように意識していたサキさんは、居住地に関しても場所にあまりとらわれずに自分に合う相手かどうか見極めるようにしていたようです。また、サキさんの職業が教師だったことも、居住地をフレキシブルに考えられる理由のひとつだったのかもしれません。

一方、相手のショウタくんは「はじめのうちは、今住んでいる東京と関東近県で探していました。一通り見終わったかな〜というタイミングで、ちょうど年末になって大阪の実家に帰ったんです。その時に関西の人も見はじめて、“いいね!”を押して帰ってきたのがサキです」だそう。確かにお見合いアプリを初めた当初は狭めにソートして探していても、その後数か月経つと、見慣れた人ばかりになってしまって条件を変えることありますよね。マッチングもタイミングなんだなぁと感じます。

そんなこんなで、マッチングしたサキさんとショウタくんですが、遠距離なためマッチング後もすぐに会うことは出来ませんでした。3月頭にマッチングしてから3月末に実際に会うまでの間、二人はひんぱんに電話で話すことで、お互いのことを良く知ることができたと言います。会う時はお互いにすでにもう知った仲のように感じていて、性格や人間性ももうわかっていたので、会う時は確認くらいの感じだったそう。サキさんは「顔が写真どおりだったら良いな」くらいの気持ちで待ち合わせ場所に向かったと言います。

東京で会う日。実は3人の男性と約束をしていた?!

限られた時間で効率よく会う予定だった!

サキさんが大阪の友人たちと一緒に東京に住む友人宅に遊びに来たタイミングで会うことになりました。

とうとう初対面当日!お昼に約束をしていた二人ですが、実はサキさん、その日にショウタくんの他にも二人の男性と会う約束をしていました!

昼にショウタくん(※一番良いなと思っていた)、夕方に三番目に良いなと思っていた男性、夜に二番目に良いなと思っていた男性と約束をしていたそうです。すごい……!

そんなことはもちろん、全く知らなかったショウタくん「付き合ってしばらくしてからそのことを知って、ビックリしました笑」とのこと。

お昼にショウタくんと会って、思った通りの良い人だったのでその後に会う約束をしていた二人はキャンセルしてそのまま夜までショウタくんと過ごすことにしたサキさん。

それだけ聞いたら、当然「そのまま付き合うことになったんだろうな〜」と思っていたのですが、なんとその夜にサキさんはフラれてしまったと言います。

すっかりうまくいっていると思っていた二人に、一体何が!?

フラれても諦めずに作戦勝ち?

サキさんの気持ちは強くなっていく……。

初めて会った日、とても良い天気だったので缶ビールを買って多摩川の河川敷に座って話をしはじめた二人。初対面で缶ビール?と思うかもしれませんが、それまでの電話で、そんなカジュアルな飲み方も良いねと話していた二人なので楽しい時間になったそう。

第一印象はお互い良く、ショウタくんがふと「自分の子供を育てて欲しいな」と言ったことから、サキさんの頭には付き合うことから結婚までのビジョンが一気に浮かび、「これはいける!(付き合える)」と思ってしまったそう。って、そんなこと言われたら、誰だって“いける!”と思いますよね……。その日の夜、思い切ってサキさんから「好きやけど」と伝えたら、まさかの「前の彼女と別れたばっかりで無理」という返事が。なんだそれ!

ショウタくん、一体全体どういうことなの?「正直なところ、『まだ遊びたい』って思っていたんです。まだ26歳だったし……」って、遊び目的でお見合いアプリ使っていたんかい!

付き合うことにはならなかったけど、その日はもう遅かったので近くのショウタくんの家に泊まることに。もちろん男女の関係はナシで。

「フラれちゃったけど、悪い人じゃないことはもうわかっていたので泊めてもらうことにしました」と、そこまで相手を信頼できるサキさんすごい。フラれて正直微妙な気持ちもあったと思うけれど、そのままちゃっかり次の日も泊めてもらうことに。

土曜日に会って、2泊したら月曜日に。ショウタくんは会社に行くのでサキさんに鍵も預けることに。「最悪の場合も、別に盗られて困るものも無いし、まぁ良いかなって」と、ショウタくんもサキさんのことを信頼している様子。サキさんのことフッたくせに〜!

が、なんと翌日事態は急変します。

翌朝「付き合っていないのに、さすがにこれ以上泊まり続けるのは申し訳ないなぁ」と思ったサキさん。「明日帰るね」とショウタくんに告げると、「何で帰るの?もう一泊するって言ってたじゃん!」と、まさかの号泣……。前の彼女と別れてすぐの傷心にサキさんの存在が染みた模様。

そこで、思い立ったサキさん。「このまま付き合えなくても、どっちみち明日には帰っちゃうので『相手の思い出に残る人になろう!』って思いました」と、その日の昼間、ショウタくんの家の中をピカピカに掃除して、ご飯を作ったそうです。実はそれまで、ほとんど料理したことがなかったと言います。

その晩、仕事から帰ってご飯を一緒に食べたショウタくん。これは、いよいよ何か言わなくちゃいけない雰囲気になります……。どうしたらいいいかわからなくなって、また曖昧な返事をしてしまいそうになるショウタくん。しっかり!

でも「ここで“YES”と言わないと、サキさんとは一生会えなくなってしまう」と思ったショウタくんは最終的に「付き合って下さい」と言いました。初日にサキさんに会った時に「自分の子供を育てて欲しい」と思ったのは本当だったので、その時の気持ちを大事にしたそうです。ショウタくんの“遊びたい気持ち”に勝ったサキさん。ホント諦めなくて良かった!

「実は、私は会った瞬間に結婚を意識していたんです」と語ったサキさん。「この人!」と思ったら自ら行動にうつし、告白して、たとえ一度フラれたとしても諦めずに自らの手で舵を切っていきました。このポジティブな行動力が彼女の最大の武器だったんじゃないでしょうか。

サキさんの話を聞いていた中で強く印象に残ったのが、“自分の行動には常に自分がきちんと責任をもっている”という意識を彼女から感じたことでした。

その日初めて会った人の家に泊まってしまったり、いけるとふんでその日に告白したり、パッと聞くと“向こう見ず”にも捉えられてしまいそうな行動の裏で、常に自分が後悔しないようにすることと、自分の判断と責任で行動しているということを強く感じました。

それはきっと、明るくてあっけらかんとした性格の反面、日々教師として様々な生徒に誠実に向き合っていることの表れなんだろうと思いました。

さて、そんなこんなで付き合うことになったサキさんとショウタくん。付き合ってからも遠距離は続きます。そして、まさかのショウタくんの浮気が発覚……!!

二人の交際から結婚までのお話は後半の漫画でお楽しみください〜。〜その2〜に続きます。