東日本大震災から7年超、まだ無くならない関連倒産。直近の事例とは?

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 東日本大震災が発生してから7年以上経つが、いまだに関連倒産が起こっている。東京商工リサーチのまとめによると、震災から88カ月連続で関連倒産が発生。累計件数は1877件に達した。

 都道府県別で最も多かったのは、東京の562件。宮城が163件、北海道が85件、神奈川が78件、岩手が77件、千葉が75件、茨城が74件、福岡が70件、福島が68件、群馬が61件、栃木が60件、静岡が50件、山形が48件、埼玉が46件、大阪が45件と続く。直接被災地の東北6県の倒産件数は411件。

 ただ段々と減少傾向にあるのは間違いない。今年1―6月は前年同期比31・5%減の26件で前年同期より3割減で推移している。6月の倒産は3件。

 一つは、和菓子製造の香月堂(福島県河沼郡)で、会津地方の名刹(めいさつ)として知られる「福満虚空藏菩薩圓藏寺」の門前に店舗を構えて、参拝者や観光客を対象に、柳津名物の「あわまんじゅう」や「くりまんじゅう」などの製造販売を手がけてきた。

 だが、東日本大震災の福島原発事故の風評被害から周辺への観光客が減少し、その影響で業績不振が続いてきた。これまで、東京電力からの賠償金収入に支えられて事業を続けてきたが、賠償金打ち切りで先行きの見通しが立たなくなり、1月には事業を停止していた。

 東日本大震災以降も日本各地で地震が発生、今後も 今後も南海トラフなど巨大地震のリスクもある。企業活動への影響は想像以上に長くなる。