子どもが再婚に反対…「あのおじちゃん嫌い」な理由が泣けた<シングルマザー妊活>

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【シングルマザー社長の妊活記 Vol.33】

 前回の記事から少し間が空いてしまいましたが、相変わらずバツイチシングルマザーの杉沢です。

 先日、会社の女の子から「勝負の日に使ってください」と高級セクシー下着を誕生日プレゼントでもらったのですが、当然ながら未開封のまま眠っております。私の「勝負の日」は一体いつになったら訪れるのでしょうか?

 実は、少し前にデートを重ねていた男性がいました。

【スペック】
年齢:42歳
職業:会社経営者
推定年収:1500万円
結婚:未婚
外見:上川隆也似
性格:優しいが嫉妬深い

◆娘のことも大切にしてくれる彼に感動!
 K氏とは、知人の紹介で知り合いました。私がバツイチシングルマザーだと知っても動じることなく、むしろ「一度は1人の人に結婚しようと決意させるほどの魅力を持っている人」という意味で、好意的に受け取ってくれているようでした。

 初めてのデートは、代々木上原の一つ星イタリアンへ。

「ワイン好きの志乃ちゃんなら気に入ると思って」という言葉通り、美味しい料理と選りすぐりのペアリングワインに、久しぶりに唸るほど感動しました。その後も、二人でのデートでは予約の取りにくい高級店ばかりに連れていってくれる一方で、娘が一緒の時は、彼女のリクエスト通りに庶民の味方「サイゼリア」にも行ってくれるK氏。

 しかも、娘へのプレゼントも欠かしません。喜びそうなおもちゃやお菓子を必ず用意してくれるので、娘もK氏を気に入り、ついに「好きな人ランキング」のベスト10入りを果たしたのです!

 私に好かれたいのと同じくらい、娘のことも考えてくれる人なんてそうそういません。恋愛、結婚、出産、夫婦生活、家事育児、仕事、離婚という経験を通し、人生を学び、男性という生き物を肌で感じてきた私にとっても、いつも紳士で優しく包容力に溢れているK氏に徐々に心を開いていったのです。

◆完璧な紳士だけど、一点だけ気になることが…
 が、コミュニケーションを深めていくうちに、一つだけ気になることがありました。それは「束縛と嫉妬」。一日に何度も来るLINEや、友達や仕事関係の人と飲みに行ってもお構いなしにかかってくる電話や強引な送り迎え。

 K氏いわく、「心配しているだけ」だそうですが、私も37歳の大人です。酔った勢いでホテルへ行ったり、酔い潰れて道端で寝ることもありません。

 そんな日々が続き、まだ恋愛も始まってないのに若干疲れ始めた私でしたが、それもK氏の優しさだと自分に言い聞かせ、関係を継続することにしたのです。

◆突然の「Kちゃんと会いたくない!! キライ!」
 そんなある日、事件は起こりました。

 いつも通りにK氏と娘と3人で食事をしている時、1人トイレに立った私が席に戻ると、何やら不穏な空気が……。

私「なに? どうしたの?」

娘「もうKちゃんと会いたくない!! キライ!」

私「何!? 突然! なんで??」

娘「Kちゃんはいつもママを困らせてる! Kちゃんは悪い子だよ! ママが楽しくないなら、もうKちゃんと一緒にいたくない!」

と泣き出したのです。

 突然のことで、私もK氏も無言になってしまいました。結局その日はK氏に謝り、娘を連れ帰宅。

 よくよく話を聞いてみると、私がK氏といる時の表情や、電話の後の溜め息、声のトーンや会話などから、感覚的に“ママにとって良くない人”と感じ取ったようでした。

 それを聞いて、無意識に無理をしていたんだなーとハッとしたのと同時に、子どもは良く見ているなと感心しました。子供にとってママには常に笑っていてほしい存在なんですよね。そんなことも忘れて、娘を悲しませてしまった自分を反省しました。

私「わかったよ。Kちゃんとはもう会わないよ。それでいい?」

娘「うん!」

 というわけで、成長した娘の気持ちを尊重しK氏と会うのはやめました。再婚活の道はなかなか険しいですな……。

<TEXT/杉沢志乃>
【杉沢志乃(すぎさわしの)】
37歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長を務める。