『未来のミライ』間もなく公開! 細田守監督作品の魅力に迫る

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いよいよ7月20日に公開が迫った話題の劇場アニメ『未来のミライ』。2015年に公開された『バケモノの子』以来3年ぶりとなる細田守監督作品ということもあり、世間の注目度もうなぎ上りです。
今回は、希代のヒットメーカーとして知られる細田守監督について「作品」の視点から迫ってみたいと思います。

細田守監督作品の検索数1位はあの作品!

細田守監督の手腕については劇場版の短編アニメーションを制作していたころから高く評価されていましたが、今回は大きく注目されるきっかけとなった『時をかける少女』(2006年)以降の長編アニメーション5作品について、dメニューでの検索数を比べてみました。検索期間は2017年6月1日〜2018年5月31日の直近1年間です。

1位 サマーウォーズ
2位 時をかける少女
3位 おおかみこどもの雨と雪
4位 バケモノの子
5位 未来のミライ

細田守監督作品の中で最も多く検索されていたのは、17歳の理系少年が憧れの先輩やその家族と世界の危機に立ち向かい、成長していく姿を描いた『サマーウォーズ』(2009年)でした。検索数を見てみると細田守監督作品全体の実に半数近くを占めており、圧倒的な人気を集めていることが分かります。
次いで多く検索されていたのは、1965年に同名の原作小説が発表されて以来、初のアニメーション映画化として注目を集めた『時をかける少女』(2006年)でした。こちらも『サマーウォーズ』には及びませんが、全体の1/3程度の検索数でした。
『未来のミライ』は最新作ということもあって5位にとどまりましたが、公開に向けてこれから大きく検索数が伸びていきそうですね。

最新作公開に合わせて過去作の検索はどう動く?

人気監督の劇場最新作が公開される際に再放送やメディアの紹介などで過去作が注目を集めるのはよくある話ですが、ここからは細田守監督作品の中でも特に人気が高い上位2作品と、『未来のミライ』の検索数推移についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。まずは年間の検索数推移から。

直近の1年間で最も大きな動きを見せたのは、dメニューの検索数で圧倒的な人気を見せた『サマーウォーズ』でした。
昨年の8月に検索数が急上昇していますが、これは8月に日本テレビの『金曜ロードSHOW!』で放送されたことが大きく影響しているようですね。放送時にはスマートフォン向けの特設サイトで放送と連動した企画が行われていましたが、これも注目を集める一因となったのではないでしょうか。
同時期には『時をかける少女』の検索数も伸びていますが、こちらは『サマーウォーズ』の放送に引っ張られる形になったようです。

『時をかける少女』と『未来のミライ』については先ほどのグラフだと推移が分かりづらいため、期間を2017年11月1日〜2018年5月31日に絞り、もう少し大きなグラフで見ていきましょう。

『時をかける少女』は、原作小説の続編となる『続・時をかける少女』を舞台化した作品が2018年2月7日から東京グローブ座で上演されていましたが、この影響のためか2017年12月〜2018年2月の期間で検索数が伸びました。
同時期には検索ワードとして「チケット流通センター」や「舞台」などの組み合わせが多く見られたことを考えると、舞台作品が影響している可能性は高そうですね。

一方、『未来のミライ』は、TwitterやInstagramのアカウントがオープンし、さまざまな新情報が解禁がされた4月から一気に検索数が上がっています。
この時期には、まず4月6日に主題歌とオープニングテーマを山下達郎が担当することが発表されました。山下達郎は『サマーウォーズ』以来、細田守監督とは2度目のタッグになります。続く4月10日には、主要キャラクターの声優が発表されましたが、この時期に検索ワードとして目立ったのは、主人公・くんちゃんと妹・ミライちゃんの父親役を担当する「星野源」でした。

翌月の5月9日には、追加キャストとして発表された「福山雅治」を検索ワードとして組み合わせている人も多く見られました。「福山雅治」は本人役でのカメオ出演を除けばアニメーション映画への本格出演は今回が初となるそうです。
同時期の5月16日には第71回カンヌ国際映画祭の監督週間で『未来のミライ』が公式上映されたことをメディアが大々的に報じていますが、こちらも検索数が上がった理由と言えそうですね。ちなみに、この時の公式上映後には約6分間のスタンディングオベーションが起きたのだとか。

公開まで待てない人は予習を!

今回は細田守監督作品『未来のミライ』が7月20日に公開されるのを記念した企画の第2弾を「作品」の視点からお届けしてみましたが、いかがだったでしょうか。
なお、ドコモの「d POINT CLUB」ではdポイントクラブの会員を対象とした『未来のミライ』のキャンペーンを今後も予定しているので、今回の記事で興味を持った人は下記のリンクをチェックしてみてくださいね。

・細田守監督最新作「未来のミライ」第二弾・第三弾キャンペーン(d POINT CLUB)

データ提供:dメニュー検索数集計結果より(期間:2017年6月1日〜2018年5月31日)