今年ももうすぐ夏本番。夏バテなぞせず、明るく元気に夏を駆け抜けたいものですが、元気に過ごすためのコツはまず疲れを貯めないことです。お仕事のある日はついついがんばってしまい、知らず知らずのうちに疲労感がハンパない……になっていませんか? 

「まだ半分」意識が疲労感に輪をかける

バスクリンが平日フルタイム勤務の20〜50代の女性を対象に行なったアンケート調査によると、疲労感は「水曜の午後から始まる」ようです。

下のグラフは、1週間のなかでもっとも疲れを感じる曜日を聞いたもの。

Q「あなたが疲れを最もお感じになるのはいつでしょうか?」

次に「水曜日はどんな日?」という質問に対するお答え。

・身体的にも精神的にも疲れが出てくる……69.2%

・週末まで「あと少しだがまだ長い」と憂うつになりやすい……67.3%

・肌に疲れがみられる……77.4%

・疲れが出るからスキンケアは何もしたくなくなる……56.2%

・家でくつろぎたい……80.8%

というわけで、働く女性は週半ばにしてお疲れ感でいっぱいなのですよ!

原因として注目すべきは、「週末まであと少しだがまだ長い」というもの。「まだ週の半分あると思うとげんなりする」「気分は身体の感覚はもう金曜日でもおかしくないのに、まだ水曜日だと気づくことが多い」……といった声に、すでに疲労感が漂っています。

また、水曜日は「身体的にも精神的にも疲れが出てくる」「肌に疲れがみられる」という自覚があるにもかかわらず、「スキンケアは何もしたくなくなる」という答えにも注目。

疲れるから心身のケアができない。疲労感が解消されないまま週後半に突入。その結果、「木曜、金曜は疲労感が倍増する」という結果につながっていくのでしょう。

水曜の午後3時半は女性がもっとも老けて見える?

少し前のものになりますが、2013年にイギリスのコスメブランド「サントロペ」社が行なった調査でも、女性がもっとも疲れているのは水曜の午後という結果が出ています。さらに「もっとも老けて見えるのは午後3時半」と認識しているという結果まで出ています。

これらの結果から、早稲田大学スポーツ科学学術院准教授の西多昌規先生は「木曜、金曜は身体的疲労を、水曜は精神的疲れを感じているのではないかと思いました。シンプルに考えれば、木曜・金曜の疲労は睡眠負債の蓄積、水曜の疲労は“あと2日もある”という、うんざり感なのではないでしょうか」と分析しています。

その上で「1週間の折り返し地点で疲れがたまる水曜日は、軽い運動や趣味でストレスを発散するのもよいでしょう。その後の浴槽浴は睡眠を深め、疲れを軽減させるよい手立て」と、水曜日のうちに疲労解消しておくことを勧めています。

最近のアンチエイジングの研究では、「疲れも老化も体内で発生する活性酸素が原因」だと言われています。疲労の原因は活性酸素による細胞のダメージであり、疲労感はそれを自分に自覚させ、休みなさいとを教えてくれるサインなのです。

疲れを貯めないこと。それが1週間を元気に過ごすためだけでなく、アンチエイジングそのものと言えそうです。

水曜日の疲れ解消がアンチエイジングに!?

<調査概要>
調査主体:株式会社バスクリン 調査対象:20〜50代女性各50名(計200名)有職フルタイムで働き、週末(土日)休み。スキンケアに興味のある方。調査方法:WEBアンケート 調査時期:2017年8月10日(木)〜12日(土)