コロンビア映画やトライスター映画など、映画の製造・配給会社を傘下におさめるソニー・ピクチャーズの公式YouTubeアカウント上に、映画「Khali the Killer」の本編映像がアップロードされ話題となっています。

Sony Uploads Entire Khali the Killer Movie to YouTube Instead of Just the Trailer

https://www.cbr.com/sony-uploads-entire-khali-killer-movie/

Every question we have about Sony uploading an entire movie to YouTube instead of the trailer - The Verge

https://www.theverge.com/tldr/2018/7/3/17530916/sony-pictures-uploads-youtube-video-full-movie-trailer-khali-the-killer-questions-how

ソニー・ピクチャーズが、2017年にドイツで公開された映画「Khali the Killer」がDVDとデジタルで配信開始となったことを宣伝するレッドバンド予告編(年齢制限付きのインターネット公開)をアップロードしようとして、間違えて映画の本編映像をアップロードするという事態が発生しました。以下の画像を見ればわかるとおり、映像の再生時間が「1時間29分46秒」となっており、アップロードされたのは予告編ではなく本編であったことがわかります。なお、アップロードされた本編映像はすぐに削除されています。



予告編のかわりに1時間以上ある映画の本編映像をアップロードしてしまったということで、「映画の本編データが予告編データと同じフォルダに保存されているのか?」「他のソニー・ピクチャーズ映画も会社のイントラネットにぶら下がっているのか?」「誰かヴェノムもアップロードしてくれないか」と、話題になっています。

また、2、3分程度の短い映像とは異なり、1時間以上ある映画の本編映像をアップロードするとなるとかなり長い時間がかかります。その過程でなぜ異なる映像をアップロードしていると気づかなかったのかにも疑問が残るところ。

Khali the Killerは2018年8月にアメリカで公開される予定とIMDbのページには表記されており、そのような「公開目前の映画」がなぜこのタイミングでDVDとデジタルの配信を宣伝する予告編を公開しようとしたのかも謎です。

「Khali the Killerの劇場公開を妨害する陰謀なのか、それともKhali the Killerが2018年8月に劇場公開されるというのはデマなのか、さらに間違いが明らかになったあとになってもソニー・ピクチャーズがKhali the Killerの予告編を再アップロードしないのはなぜなのか、ソニー・ピクチャーズのYouTubeチャンネル上には他のKhali the Killerの映像が一切アップロードされていないのはなぜなのか、そもそもKhali the Killerとは何なのか」と、海外メディアのThe Vergeは今回の一件に関する不審な点を列挙しており、確かに謎だらけ。

そもそもインターネット上にもほとんど情報がなく、Wikipediaのページすら存在しないという謎の映画「Khali the Killer」ですが、予告編は以下から見ることができます。

KHALI THE KILLER Exklusiv Trailer German Deutsch (2017) - YouTube